狂っているのは私か?時代か?

わたしは誰ですか。episode3から始まる回顧録。

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episode3-2 サイコパスとの出会い 前夜

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テーマ:小説 > 男女関係

2017/10/05 08:23:12

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その男は、はにかんだ笑顔で、なのに饒舌に、わたしに近づいてきた。

今思えば矛盾だらけ。
なのにあのときの私はすっかりあの男の手の中にいた。

後悔なんて言葉では言い尽くせない。
誰かを殺す権利を得られるならなんの迷いもなくこの手を血に染められるだろう。





『ドンペリ紅白頂きました』

いつもの街、いつもの景色、いつもの店、いつものあの客がいつものシャンパンを入れて、そしていやらしい目付きでわたしを見てくる。

わたしもそれらしい顔つきで客の肩に頭を持たれかけさせる。

「今日は一緒に帰れるんだよな?」

他のキャストに聞こえないように客が耳元でささやく。

笑顔。そして、また笑顔。
NOといわないこと、それがYES。

きっとここにいる女達も思っているんだろう。

枕。
客とSEXをして金を使わせる女。

1本5万円のドンペリ白と15万円のロゼ。
入るだけで10万のVIPルームで当然のようにシャンパンを飲み、そして、そのお酒を当然のように吐きに行く。
会計はいつも50万円。この男がわたしに払う、、私とのSEXに支払う金額。

昔はドンペリ1本でもテンションがあがっていたはずなのに、それがいつの間にか日常になる。

人間の恒常性。
とはいっても下方修正はできない生き物だからタチが悪いとしかいいようが無い。

そして今日も上に上に自分を修正するために好きでもないこの男にわたしは抱かれる。

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