guilty lovers

梨沙子と裕紀のお話。

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テーマ:小説 > 男女関係

2017/10/05 17:44:45

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そうこうしている間に
年が明けた。


毎年お互いの実家に
2人揃って帰省する。


私から送ったLINEに返信はなかったが
中山家のLINEグループや
私の実家のLINEグループには
聡くんからの返信もあった。


聡くんと私は
特に示し合わせたわけではないが、
自分たちが別居していることは
伏せたまま、
例年通りそれぞれの実家に帰省した。


聡くんも私も地元が同じで、
現地集合現地解散で済ませられたため、
例年通りのお正月を過ごした。


聡くんは元々寡黙な人であるため、
私たちに会話が少ないことは
どちらの家でも特に気に留めている
様子はなかった。


元旦に中山家で会ったときは
あっさり駅で分かれて
それぞれの家に帰ったが、
その翌日私の実家に行った帰りに、
話があると呼び止められた。


密室に入るのは怖かったため、
外でならいいよ、と答えた。


聡くんは分かったと言って、
駅の近くのファミレスに入った。


そして今、店内の隅に
配置されたボックス席で
向き合って座っている。


久しぶりに真正面から
聡くんの顔を見た気がする。


こんな顔だったかな…


一緒に暮らしていても
聡くんの顔はいつもスマホか
テレビの方を向いていたので、
こうして彼の顔を見る機会は
あまりなかったように思う。


涼やかな目元が印象的な
裕紀くんとは真逆で、
聡くんの顔は彫りの深い、
いわゆる濃い顔だ。


思わず夫の顔を
まじまじと観察していると、
聡くんがゆっくりと口を開いた。

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