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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/04 23:15:03

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もう…

もう、その可愛さに、あたしは…

「ああ~やだ…離れたくないよ~…」

仕事に行くのが嫌になった。

「…その気持ちは分かるが、仕事だ。」

そう言ってるノン君も、リズちゃんと離れがたそう。

リズちゃんは…なぜかノン君にベッタリで。

みんなが羨望と嫉妬の眼差しで、ノン君を見てる。

あんなにうるさく言ってた、ちさ兄が。

「リズ、いい加減飽きただろ。じーの所に来い。」

そう言って手を伸ばしても。

「あーばっばっ?」

笑って…スルーされてる。

「さ、仕事の人達はみんな支度してよ?」

知花姉にそう言われて…あたしは仕方なく…立ち上がった。

…て言うか…

「ノン君も仕事じゃん。」

「あ、バレたか。」

「もうっ、行くよっ?」

「何。おまえ直行?」

「うん。」

「じゃ、行くとするか。」

ノン君は、ノン君の服をギュッと握りしめてるリズちゃんの手を離し…かけては…ニヤニヤ。

…もうっ…

可愛くてたまんなくなってるよね?


「パパんとこ行け。」

ノン君がリズちゃんを海君の前に差し出すと…

「ひゃはーっ!!」

リズちゃんは大声を出して、海君にダイブするみたいに飛び込んだ。

「ははっ。テンション高いな、リズ。」

海君も超笑顔で…何だかこんな海君見るの初めてだし…

あたしは、ちょっと感慨深い。

ずっと海君の事が好きで…

それが無理な事だとしても、一瞬夢見た事もあった。

海君と…って。

でも、咲華ちゃんが相手で良かった。

あたしとは全然タイプ違うけどさ。

海君、あきらかに…あたしと居た時より笑顔だし、優しい顔してる。

愛して…愛されてるんだな…。


「んばっんばっまっあー‼︎」

「リズちゃん、すごいテンション。」

あれだけノン君にベッタリだったのに、海君に抱っこされたリズちゃんは、テンションマックス。

「リズ、しー。まだご飯中。しー。」

ふふっ。

まだ伝わんないとしても、リズちゃんの目を見て口元に指を立てて言ってる海君を、ニヤニヤして眺めてしまう。

パパだなあ…。


「ちっ。俺から離れなきゃおもしろかったのに。」

ノン君が拗ねたような唇でやって来て。

「残念でした。」

あたしはそれに小さく笑いながら廊下に出た。

「車出すから、裏から行こうぜ。」

海君の周りに人だかりが出来て。

そのおかげで…あたしとノン君が裏口に回っても、誰も気付かなかったみたい。


まあ…あたしとノン君はイトコだし…

ちっちゃな頃から仲良かったから、今更一緒にいる所を見られたぐらいじゃ何も…


「華音と付き合ってんの?」

「……」

事務所に行って。

ノン君が広報の人に呼ばれてどこかに行って。

一人でエレベーターの前に立ってると…

耳元で言われた。

振り向かなくても…この声は…早乙女さん。

な…

なんで!?

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