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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/04 13:26:39

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大勢を和室に残したまま、しばらく大部屋で過ごしてると…

「…お姉ちゃん。」

華月が、少しバツの悪そうな顔でやって来た。

「シュークリームはこっちにはないわよ?」

おばあちゃまにそう言われた華月は首をすくめて。

「今は要らないもん。」

そう言って…リズちゃんの手を握った。

「…可愛い。」

「……」

そして、あたしと海さんを振り返って。

「…海君とだなんて、ビックリ。」

首をすくめた。


華月は泉ちゃんと仲がいいから…海さんとも顔見知り。

確か、昔…温泉に一緒に行った事があるとも言ってた気がする。


それに続いて…早乙女さんと朝霧さんが来られて。

「おめでとう、海君、サクちゃん。」

「一気に酔いが醒めたぞ?おめでとう。」

あたし達の向かい側に座って…笑顔。

ああ…緊張が少しずつ解けてく…


「渉も知ってる?」

朝霧さんがそう言われて。

あたしと海さんは、空さんと渉さんも渡米されて会った事を話した。

渉さんは朝霧さんの歳の離れた弟さん。

…そう考えると、和室には第三者と言いながらも…親戚と呼べる間柄の人が多くいるのかも。

仕方ないよね…

SHE'S-HE'S自体が、身内の塊みたいなバンドだし。


「神さんが渋ってる状態なのに、こんな事言うのもアレだけど…サクちゃん。」

「はい。」

「おめでとう。彼は、優しい男だろ?」

早乙女さんが、海さんとあたしを見てそう言われて…あたしは背筋が伸びた気がした。

…そうだ。

この人も…海さんのお父様だ。

『彼』と言われたのは…あたしが知ってるかどうか分からないから…なのかな?

それとも、華月が居るから…?

「は…はい。ありがとうございます。とても…とても優しいです。」

あたしがそう答えると、早乙女さんはすごく優しい顔をされて。

「良かった。本当に良かった。」

何度も…頷かれた。


それから…

みんながリズちゃんを囲んで笑ってる所に、瞳さんと聖子さんも来られて。

「もー、早く天使に会いたかったのに、伯父貴の昔話が始まっちゃって…」

聖子さんがそう言うと。

「え?高原さん、どんな昔話を?」

朝霧さんは興味津々。

「さくらさんと出会った頃の話。」

「えーっ!!なっちゃん何話してんのよーっ!!」

耳のいいおばあちゃまは、キッチンで何かしてたのに。

バタバタと和室に向かって走って行った。

「それは俺も聞いてみたい。」

「俺も行こう。」

朝霧さんと早乙女さんも立ち上がっておばあちゃまに続いて。

「サクちゃん、大丈夫よ。千里、ビックリしてるだけだから。」

瞳さんがそう言って…

「あ~女の子って可愛い!!」

リズちゃんを抱きしめて。

「あーん!!」

それまで笑顔だったリズちゃんに、なぜか号泣された瞳さんは。

「えー!!なんでー!?」

リズちゃんみたいな泣き顔をして…あたしを笑わせてくれた。

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