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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/04 13:01:33

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「あ~、ほんっと可愛い。天使~。」

「……」

メロメロになりながら、リズちゃんをあやしてくれてるのは…

「リズちゃん、こっち向いて?ほら、いい顔して~。」

母さんと…おばあちゃま。


あたしと海さんとリズちゃんは、母さんに腕を引かれて大部屋へ。

そこには裏口から来たばかりのおばあちゃまもいて。

「えっ!!結婚!?咲華と海さんが!?」

すごく驚いてたけど。

「わー!!おめでとう!!」

笑顔で…抱きついてくれて。

「ね。すごくお似合いなのに、何で殴るかな。」

母さんは海さんに濡れタオルを渡してくれて。

「まあ、千里さんたら。」

「ううん。殴ったのは華音なの。」

「えー?もう、華音たら。」

「親子だなって思っちゃった。」

二人はブツブツとそう言って。

「大丈夫。ぜっっっったい、これ以上反対なんてさせないから。」

あたしと海さんに、笑顔で言ってくれた。

「母さん…おばあちゃま…」

あたし、つい…泣いてしまった。

海さんはいきなり華音に殴られるし…

父さんは冷たい顔しかしなかった。

華月はその後ろで困った顔をしてて…

…聖はいない。

そして、やたらと多い第三者。

聞く耳も持たない父さんと華音。

そんな中で…おめでとうって笑顔で言ってくれる母さんとおばあちゃま…

それが、すごく嬉しいんだけど…

華音が海さんを殴った事…ショックだった。

なんで殴るの?

父さんでも踏み止まってくれたのに。

まあ…華音に先を越された感じもあったけど…

リズちゃんを目の前にして、一瞬躊躇してた。

…父さんは分かってくれるかも…って思ったのに…

華音のバカ…。


「あっちはなっちゃんがなだめてくれるから、とりあえずこっちはこっちで甘い物食べよ?」

おばあちゃまがそう言って、海さんにも同意を求めた。


「…神さんと華音の気持ちも分かるので、私だけでもあちらに行って話しを…」

海さんは広縁を振り返ってそう言ったけど。

「泣いてる咲華を置いて行くの?」

…母さん、こんなキャラだった?って思ってしまいたくなる。

さっきも、父さんと華音にピシャリ言ってのけたし…

「……」

海さんは目を潤ませたままのあたしを見て。

「…では、もう少し後でうかがいます。」

そう言って、正座し直した。

「もう、そんなに堅苦しくしないで?楽に座って。」

母さんにそう言われても、海さんはしばらく正座のままだった。


スムーズに行くはずはない。

分かってはいたけど…

あたし、海さんを守れなかった…


…華音のバカ。

もう、これしか浮かばない。

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