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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/04 09:10:24

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その時あたしは…

忙しくキッチンと広縁を行き来してる母さんと。

詩生のお父様と陸兄に挟まれて、何だかさりげなく慰められてるっぽい父さんを交互に見てた。

…父さん、母さんとのアレコレって…陸兄とかに相談してるのかな…


『もし別れたいって言ったら…どうする?』

『俺にはおまえしかいねーんだよ』

両親の、あのやりとりを聞いてしまって…

あたしは、それをお兄ちゃんに相談した。

本当は聖に言いたかったけど…

聖、最近すごく忙しそうだから…ためらった。


お兄ちゃんは…

「前にも似たような事あったぜ?」

って、さらっと流したけど…

似たような事があったからこそ…ダメなんじゃないの?

父さん、学習能力ないって事だよね?

何度同じ事繰り返すの!?


お姉ちゃんが帰って来た時に、気まずいのが嫌だから…なのか。

それとも、母さんとの気まずさを紛らわせるため…なのか。

今日は、お姉ちゃんが帰って来るって言うのに…

父さんは、家族以外の人をたくさん呼んだ。

…何なの?ほんと…。


「咲華帰ったみたい。」

母さんが嬉しそうに大部屋から来て言って。

「…そうか。」

父さんは…嬉しいんだかどうなんだか…

表情を変えずに、門扉の方に視線を向けた。

あたしも、父さんの後から潜り戸を眺める。

すると…そこから…

「……あれ?」

お姉ちゃん…一人…じゃない…

「…誰か…一緒にいるな。子供抱えてる。」

陸兄が前髪をかきあげながら、少し前屈みになった。

ちなみにー…

父さんと陸兄と詩生のお父様は、まだ三時過ぎだと言うのに…もう、少し酔っ払ってる。

遅れて来られた朝霧さんや瞳さんと旦那さんも…もうすっかりできあがってる感じ。

お酒って、力があるんだな…って思うけど。

あたしは、お酒を飲んでもここまで楽しくはならない。

…詩生のお酒の失敗とは、関係なく。


お姉ちゃんの姿が近付いてくるまで、誰も何も言わなかった。

そして、二人が手を繋いでる事に気付いてからは…少しピリピリした空気になって…

さらに、その相手が…誰か分かった時…

「…海?」

「え…海君…?」

海君を知る人、あちこちから声が上がった。

えーと…

海君て…志麻さんの上司だよね…

でもって…泉のお兄さん。

あたしは今どこにいるか分かんない泉に、急いでメールを打った。

『ねえ、今、うちのお姉ちゃんと海君が手を繋いで、金髪の女の子抱っこして帰って来たんだけど』

すると…

『あ。着いたんだ。よろしく言っといて』

…え?

『えーと…二人の関係って?』

あたしがそうメールをして、泉から

『えー?帰っただけで何も言ってないの?』

返信が来た途端…

「あたし…この人と結婚したから。」

お姉ちゃんが口を開いた。

『…結婚したって言った』

驚いた顔のまま、メールは冷静に打つと。

『あたしと華月、親戚だね♡』

泉から…楽しそうなメールが返って来た。

…って…


お姉ちゃんと海君が結婚!?

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