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きゅん♡とするおはなし

主に恋愛小説。短編多し。きゅん♡とする話を目指して、日々のストレス発散に書いてます!

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/02 11:17:16

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ゆうくんはクラブっぽい雰囲気苦手だから帰ろうかってなって。
盛り上がる会場内を、マントで守られるように包まれながら外に出た。

受付で預けていた着替えを受け取って、女子更衣室に向かうと……扉に「使用中」の札。


ん?中から声聞こえ…………!!


「ゆっゆうくん!!」

男子更衣室に向かうゆうくんを小声で呼び止めると、戻って来てくれた。

「……っぁ……っ」
「……声、抑えて……」

「……これって……」
「……着替えられない……」

「っ……リョウく……っ」


!!!


思わずゆうくんと顔を見合わせた。

こんなとこでしてるってだけでも衝撃だったのに……まさかのリョウ兄!?
何してんのよー!?


「……男子更衣室で一緒に着替える?」
「はっ!はい!」

思わず敬語になる。笑


男子更衣室に一緒に入って鍵をかけて……


あーリョウ兄のせいで余計に緊張しちゃうじゃん!!バカー!!


「……さすがにここではしないから」

釘を刺すように言われてしまう。
それぐらい顔に出てたんだ…。


ゆうくんがそんなこと絶対しないのは分かってるんだけど…!


「……あ……着替えちゃうんだよね……?」

衣装を脱ぎかけたゆうくんを見て思わず声に出す。

「勿論。このままじゃ帰れないし」
「ですよね……」


あぁ…でも惜しい……。
……ゆいちゃんに写真いっぱいもらおう。


目に焼き付けるようにじーっと見てたら、ゆうくんが手を止めて近付いてきた。

「そんなに見られてたら着替えにくいけど……」
「ごっごめん、でも……」
「そんなに着替えが見たい?」
「えっ!?ちが……っ」

ゆうくんはあたしの両手首を掴むと、至近距離で顔を覗き込んでくる。

「じゃあ襲われ足りない?」


小さく開いた唇から、まだ牙がチラッと覗いてる。

途端にさっきの唇の感触がありありと思い出されて、頭の中が痺れるように一つの想いでいっぱいになった。


「……もっと襲ってほしい……」


怪しく、微笑む。


……あぁ。

本物のヴァンパイアに襲われるのって、こんな感じなのかも……。

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