paradox

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おまけ⑤

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テーマ:小説 > 男女関係

2017/09/29 14:37:22

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大学の講義室ではほとんど舜と一緒に居ることが多い。

舜は同い年なのに、お兄ちゃんみたいなところがある。


『舜はキスしたことある?』

『んー?何。急に。したの?銀次さんと。』


あるよね。
舜はモテるし。何故か彼女作らないけど。


『………まだ。』

『したいんだ?』

『…………違っ!』


思わず大きい声を出してしまった。

教授に睨まれてしまい、小さく会釈した。


『してあげれば良いじゃん。』

『でも、頑張って考えてるんだけど………
どうやって切り出せばいいのか……』



『頑張って……ねぇ………?』

『?』


舜はノートを取るのを休憩して
背もたれに寄りかかって教授の方に視線を移した。



『頑張る事なの?それ。』

『え?』

『したいな、って思った時でいいんじゃないの?』

『……………………』

『好きならしたくならない?』




好きなら?


今でも十分幸せなんだけど………


舜は黙ってしまった私に笑って


『まぁ、いいんじゃない。川戸のペースで。
銀次さんは優しいからいつまでも待っててくれるよ。』




確かに銀次さんは優しい。

だけど、舜の言い方は何故か心にグサッと刺さった。


なんか、おいてけぼりな気分…




…………………………………………………………………………………



そういえば、事務所の給湯室のとこの蛍光灯切れてた。

買って帰ろ。


前に柳さんに教わったホームセンターに寄り道して
蛍光灯を抱えて事務所に入った。




『こんにちはー。蛍光灯買ってきま………』



あわてて口を抑えた。



事務所には菅原さんが居て
来客用のソファに座って本を読んでいた。

それだけなら、まぁ…いいんだけど。


菅原さんの膝の上には柳さんが頭を乗せて
膝枕でスヤスヤ眠ってた。


どうしていいもんか、固まってると



菅原さんが人差し指でシーっとジェスチャーをした。



それがいつも無愛想な感じと全然違って
すごく優しい雰囲気だった。



言葉なんか無くても、見てるだけで
二人が信頼しあってるのが分かった。



ペコリと頭を下げて
音を立てないように事務所を出た。


エレベーターには乗らずに、階段をかけ降りた。


ものすごくドキドキした。
チューを目撃した時よりも。


菅原さんは柳さんにだけにしか見せない一面があって
柳さんはそれを独り占めにしてる。


銀次さんは?


私と銀次さんはどうなんだろう。
好きって?



なんだか良くわからないけど
あの二人が羨ましくて仕方なかった。

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コメント2

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  1. しのさん(28歳)ID:6607679・09/29

    ユリカさん
    良くも悪くも空気読めない同士です( ´∀`)
    駅とかに居たらイラッとしそう…

  2. ユリカさん(99歳)ID:6607607・09/29

    善となつめちゃんがこんなに甘々になるとは・・・♡

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