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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/28 18:01:42

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「…あのさ。」

「はい。」

「彼女がいるのに、他の女の子と寝る男の心理ってどうなのかな。」

舗道の模様を見ながら問いかけると。

「…それは、二股と言う事ですか?」

富樫は若干声を潜めて言った。

「二股…んー…二股とは違うんだな。何て言うか…彼女と会えない時に性欲が湧いたら…誰でもいいからやっちゃうって感じ。」

「自由ですね…」

「…そうだよね。富樫は彼女に会えなかったら、他の人で間に合わせる?」

飲んでるからかな。

あたし、恥ずかしげもなく…こんな事を富樫に…

「まさか。そういった男性もいるかもしれませんが…私は無理です。」

「無理?」

「そういう大事な行為は…愛する人としか出来ません。」

「……」

大事な行為。

富樫は意外と…古臭いのかなと思った。

でも、その意見に好感も持てた。

…いや、これが当たり前なんだよ…

…そう思いたい。


「富樫、今彼女いんの?」

「いえ、いません。」

「姉ちゃんにフラれてからずっと?」

あたしの言葉に、富樫は少し目を細めて苦笑いをして。

「いえ、年明けまでいましたが…二ヶ月会えなかったのでフラれました。」

肩を落とす仕草をした。

「二ヶ月会えないぐらい、何ともないのにね。」

「相手にとっては重要ですよ。」

「…そっかな…」

「女性からしてみると、結婚を意識する年齢の頃の二ヶ月は大きいですから。」

「……」

その富樫の言葉に、あたしは一瞬立ち止まった。

「…お嬢さん?」

立ち止まったあたしを、富樫が振り返る。

「……富樫、優しい。」

「え…えっ?」

「それ、志麻に言ってやってよ。絶対咲華さん、もう限界超えてるって。」

ほんとだよ。

志麻が富樫みたいな考えを持ってたら…

こんなに待たせてなんかない!!

「…志麻は志麻で、ちゃんと伝えてるんじゃないですかね?」

「そうかなあ?ドイツで朝子には電話してたけど、彼女に連絡してるのは見た事ないって瞬平言ってたよ?」

「え…えっ…そ…そうなんですか?」

「アメリカではどうだった?」

あたしの問いかけに富樫は何か思い当たったのか。

「た…確かに…朝子さんには電話を入れていましたが…」

「……」

「……」

もう。

二階堂の男って!!

「兄貴に春が来るのも遠いかなあ…」

目を細めて言ってみる。

「そうでしょうか…ボス、向こうの本部でもかなり人気がありますけど…」

「人気はあっても、誰も言い寄らないでしょ?兄貴は敷居が高いって思われがちだし…」

「…だし…?」

「…もう、色恋はいいやって思ってそう。」

「……」

これまた何か思い当たったのか。

富樫は小さく溜息をつくと。

「ボスには…幸せになっていただきたいです。」

空の星を見上げて言った。

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