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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/28 13:55:23

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「……」

あたしは、茫然とソファーに座り込んだ。

あれから…薫平と…

何だか、激しくて濃いセックスをした。

あたしは疲れて眠ってしまって。

目が覚めると…薫平は隣に居なくて。

代わりにって言うか…

おはじきが、足元で眠ってた。


…薫平は…

麦わら帽子を被って、庭の畑に水やりしてて。

あたしはレースのカーテン越しにその姿をボンヤリ眺めた。

眩しいぐらいの白いシャツ。

麦わら帽子からのぞいた、天パの髪の毛。


「……」

あいつ、元気過ぎだ…

あんなのやって…畑仕事する元気があるとか…


ああ…

…腰だるい…


ソファーの下に落ちてる服を取って着ようとすると。

『シャワーどうぞ』

って書置きと共に、タオルが置いてあった。

「……」

確かに。

汗かいた。

でも下着だけつけて、お風呂場に向かってると。

「泉ー。」

デッキの前から声がした。

そっちを向くと…

シャーッ。

「ひゃっ!!」

突然、薫平が庭からシャワーホースをあたしに向けた。

「つっ冷たいよ!!バカ!!」

「あはは。こっち来いよ。ちょうどいいから。」

「なっ…あたし裸だもん!!」

「着てるじゃん。水着みたいでいいよ。」

バ…

バカじゃないのー!?

「ほら、見て。虹。」

薫平はのんきにシャワーで虹を作って。

「この下、歩いて通りたくない?」

…ちょっと…ウズウズする事を言った。

「…これ、向こうから見えないの?」

あたしが通りの方向を指差して言うと。

「ここから通りなんて見えないのに、下からも見えるわけないじゃん。」

薫平は笑って言った。

…確かに。

あたしは、裸足のまま…恐る恐る庭に出て。

虹の下をくぐった。

「…何てことないけど…」

「楽しいだろ?」

「うん…」

虹をくぐった。

なんか…バカらしいけど…

ちょっと幸せな気分にもなった。

「薫平もくぐりなよ。」

あたしは下着姿のまま、薫平からシャワーホースを取って虹を作る。

「はい、通ってー。」

「行くよー。」

薫平が虹の下を通ろうとした瞬間…

「うわっ!!」

「お返しよ!!」

あたしは、シャワーの調節ツマミを変えて、普通の蛇口にして薫平に水をかけた。

「ひっでーな!!」

ずぶ濡れになった薫平は。

白いシャツを脱ぎ捨てて。

麦わら帽子も脱ぎ捨てて。

パンツ一枚になると。

「ここで襲って欲しいのか!?」

あたし目掛けて走って来た。

「えっ!?やだ…わー!!」

あたしはシャワーホースを投げ捨てて、走る。

「泉ー!!」

バカみたい。

バカみたいなんだけど…

デッキでは、おはじきが欠伸をしてて。

本当…バカみたいなんだけど…

「アッチョンブリケ。」

そう言って笑った薫平を…

何だかあたし…

王子様みたいに…思っちゃったかも…。

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