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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/27 18:26:03

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今日は休み。

あたしは朝風呂の後、着替えて食事に出かけた。

日本にいる時は、だいたい朝子が料理してくれてたんだけど…

朝子は兄貴と別れて、二階堂を出た。

まあ…いい事なんだよね。

外の世界に出るって事はさ。

だけど…朝子がそうするとは思わなかったな…


朝子が出て行って、あたしも少しは料理するようになったけど…

二階堂の女性のほとんどが、料理は出来るけどしない。

現場に出る機会が多いからもあるけど、食べる時間を惜しむっていう残念な習慣というか…

だから、いつも栄養補給の色々を持ち歩いてる。

あたしみたいにガツガツ食べるタイプは珍しいのかも。

…料理が不得意なのが残念だ。


本部の近くにあるダイナーに入ると、何人か見かけた事のある顔がいた。

二階堂の者は外で会っても会釈はしない。

言葉も交わさない。

他人の顔ですれ違うか、ただその場に居合わせるだけ。


オムレツとベーコン、気持ちほどのサラダとミルク。

デザートにチェリーパイでも食べようかなー。

ショーケースを見ながら、店の中心ぐらいにあるテーブルを選ぶ。

途中で買った新聞を開いて、数回グルグルと首を回した。


「時間さえあれば…いつでも会っていたいと思います。」

かなり酔っ払った志麻は、素直にそう言った。

「バカねー。別にこっちの要請受けなきゃ良かったのに。」

今、日本は現場がない分、少し暇だ。

それに、きっと日本に応援要請なんて出してないはず。

「現場があるならば、ドイツでもアメリカでもすぐに来ます。」

「はあ?あんたバカじゃない?現地で暇を持て余してる奴が出りゃいいのよ。」

「いえ…俺は…二階堂に尽力したいのです…」

ああ、もう。

明日現場なのに、酔い潰れそうだよ。

飲ませ過ぎたかな。

「…朝子と兄貴の事気にして、そうしてくれるなら別にいいんだからね?」

二人が別れたのは…

まさかの、朝子から。

あれだけ『海君、海君』って言ってた朝子が…

兄貴を振った。

ま、今となっては…それで良かったのかもよね。

朝子は二階堂を出たし、兄貴にもシェアハウスっていう新展開だし。


「そんなつもりはないです…本当に俺は…二階堂のために…」

「……」

志麻はそのままテーブルに頭を乗せて寝た。

反対側では、富樫も同じようにして寝てる。

…やれやれ。

あたし、どうしてこんなに飲んでも酔えないんだろ。


時間があれば一緒にいたい…か。

あたしだって、そうだった。

そうだったけど…

やっぱり二階堂の人間は、色々難しいんだよ。

だからこそ…志麻にはもっとプライベートな時間をって思うのに。

結構重要なポストにいるだけに…

それはそれで難しい。

さっさと入籍だけでもしちゃえばいいのに。

なんで踏み切らないんだろ。


結局チェリーパイはテイクアウトして、本部で食べる事にした。

休みなのに何しに来たって言われそうだけど、きっとあたしが行けば助かる事もあるはず。

夕べベロンベロンになった志麻と富樫は、使い物になるのかな。

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