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きゅん♡とするおはなし

主に恋愛小説。短編多し。きゅん♡とする話を目指して、日々のストレス発散に書いてます!

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おさななじみ 5

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テーマ:小説 > 男女関係

2017/09/25 14:45:35

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ぷんぷん怒りながら、蒼ちゃんを無視して蒼ちゃんちに行った。
おばさんは丁度仕事を終えて帰って来たとこだったみたい。

「すぐご飯用意するから、ソファに座ってゆっくりしててね」
「……ありがとうございます」


普通ならここでお手伝いするんだろうけど……。
実際もしこれが、さっちゃんとこのまりあおばさんだったら手伝うんだけど……。


私はお言葉に甘えてソファに座った。
そこに蒼ちゃんも来て、いっぱい空いているのにワザワザ隣に座ってくる。

「ちょっと!他いっぱい空いてるじゃん!」
「別にいいじゃん。何照れてるの?」
「あーっお兄ちゃんっ!お帰りーっ!」


更に騒がしい和沙がやって来て蒼ちゃんに抱き着いた。
和沙は自他共に認める超ブラコン。

何故か私の事も大好きだから、一緒に晩ご飯を食べる日は物凄く喜んでくれる。


「父さんは?」
「職員会議で遅くなるって。先にいただきましょ」

おじさんは不在で、そこにおばさんのお父さんが加わって、5人での晩ご飯。

「和沙、コレお願いしていい?」
「はーいっ」

和沙がお仏壇にご飯を持って行って手を合わせる。
おばさんのお母さんは蒼ちゃんが小さい頃に病気をして、13年前に亡くなった。
それもあって、実家に帰ってくることになったみたい。


席はしっかり和沙の隣を確保して、皆で美味しいご飯を頂いた。


「遅くなったらいけないから、太央送ってくるよ」
「あたしも行くーっ!」
「和沙はまだ宿題終わってないんだろ?」
「えーっ!何よー!太央だけお兄ちゃんに見てもらって、ずるーいっ!」

蒼ちゃんに促されて、私はおばさんにお礼を言って外に出た。


「っていうかすぐそこなのに、送らなくっていいのに」
「何かあったら俺が皐月おじさんに怒られる」


……蒼ちゃんは、お父さんとお母さんを皐月おじさん、菜々おばさん、と呼ぶ。
さっちゃんも私も、昔からそれぞれの両親をそう呼んでいた。

なのに今は……蒼ちゃんのおばさんだけは……名前を呼べない。


「……太央、あのさ……」

その時、蒼ちゃんの声がかき消されるぐらい大きな声が響いた。


「太央!!」

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