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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

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黒い男《372》

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テーマ:小説 > BL

2017/09/26 17:23:36

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





アユミはリキとヨシノの間の椅子に座り
お行儀よく両手を膝の上にのせた。


「パパも座って」

「そうだね」


3人が席につくと市原がハーブティを注ぐ。
すっきりとした仄かな香りが漂い、透明な
カップに薄い琥珀色のお茶が満たされた。


「ママ、今日のお菓子は私と市原さんとで
作ったんだよ」

「そう、よかったわね。アユミは市原さんと
仲良しね」

「本当はママと作りたいけど、アユミは
お姉さんになるから、我慢したんだよ」

「……」


リキはアユミが心優しい女の子に育って
いることが嬉しくて、目頭がジワっとする。


「アユミはお姉さんにはなれないかもね」

「どうして?」

「赤ちゃん、生まれないかも」


ヨシノがうつろな目でそういうと、リキが
ガタンと立ち上がる。


「ヨシノ!アユミの前で言うな」

「だって、期待させたら可哀想じゃない」

「俺は許さないって言ったよね」


アユミは2人の険悪な雰囲気に体をこわばらせ
下を向く。
ヨシノは何事もなかった様に、カップを持ち
お茶を飲む。


「こんな妊婦用のお茶なんて必要ないのに」


ザワザワと風がふき、コスモス達を揺らすが、
1か所だけ花が不自然に揺れた。


「ん?」


その異変にリキが一早く気づく。そして、
ヨシノとアユミを背に庇うように、そちら
へ踏み出した。


「誰かいるのか?」


不自然に揺れる場所が徐々に近づいてくる。
姿を現したのは黒いスーツに黒いマスクの
男だった。


「誰だ、うちのセキュリティが反応しない
なんて…」


リキはポケットからスマホを出し、警備会社
に連絡しようとすると…


「圏外?まさか、ジャミング装置…」


男は1歩、また1歩と近づいてきた。





ジャミング装置は
「無線通信を妨害するための無線機器」
のことだよ。セキュリティも台無しだね。
             by 神の豆知識



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