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悪魔との出会い2

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/10/09 00:35:48

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その日は一日中部屋にこもって泣いた。
泣いたってどうにもならないのに涙は止まってはくれなくて、面白いほどそれは零れ落ちた。


身体の倦怠感に気付いたのは日がどっぷりと落ちてからで、部屋の窓から外を見てみると、そこは暗闇になっていた。

だるい身体を引きずる様に部屋を出て階段を降りれば、父と目が合った。


「、、、。」


これも分かりきっていた反応だ。

母は昔から病気がちで、私が小学3年生の時に亡くなった。それがきっかけで父も変わってしまい、親子仲は冷えきった。もちろん、母が死んだ事も父が変わってしまった事もとても悲しかった。だけどそれを「なんで私だけ」だとかいう風に、悲劇のヒロインぶったことは無い。
それは母が遺した「リアの笑顔はお母さんの宝物だよ」という最期の言葉があるからだろう。
母の為に、私はいつでも笑顔で居なくてはいけない。


「母さん、今日だけだから。」

仏壇に手を合わせそう呟き、バスルームへ向かった。

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