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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/25 20:28:46

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「あははははははははははははははは!!」

「……」


あたしは…海さんに笑い続けられている。

え…ええと…

どうして?

どうして…こんなに笑うの?

膝にいるリズちゃんを見下ろすと、笑う海さんを見て…笑顔になってる。

…ああ、天使だ…

そう思うと、あたしも笑顔になった。


「リズちゃん、おもしろいね。パパ、ずっと笑ってるね。」

リズちゃんの頬をツンとして言うと、リズちゃんはあたしを見上げて。

「ひゃはっ。」

…ああー!!

可愛い~!!

リズちゃんの可愛らしさに悶絶してるあたしとは裏腹に…

さっきまで大笑いしてた海さんが固まってる。

「…何か?」

首を傾げて問いかけると。

「…いえ…」

歯切れの悪い海さん。

「そういうの、気になりますけど。」

あたしがハッキリ言うと。

「…いや…パパと言われてしまったなと思って…あ、別に嫌なわけではなくて…」

「……」

パパ、ずっと笑ってるね。

…あたし…

すごくサラッと言ってしまった。

ま…まあ…リズちゃんから見たら…

海さんはパパで…あたしはママ…だから…

間違いでは…ないよ。

うん。


…て言うか…

あたしと海さん…

確か…

や…やっちゃった…んだよ…ね?

何も覚えてはいないけど…起きたら二人とも…全裸だったし…

あたし、海さんに抱きしめられて寝てたし…


…でも。

全然覚えてないから、何ともないや。

とは思うけど…

…ム…ムービー…

あの証拠…

それもだけど、これからどうすればいいんだろう。

あたし達はどうにでもなるけど…

リズちゃんの事、無責任に『酔っ払って養女にしてしまったので…』なんて、返すわけにはいかない。

…しーくんが…助けた命…


「滞在期間は?」

真剣な声に顔を上げる。

…滞在期間…?

「えーと…何も決めてません…」

「ホテルも取ってなかったんですか?」

「あー…はい…」

どうにかなるかな?なんて…すごく危ないけど…

もう、どうにでもなれって気持ちではあった。

…とにかく…

逃げ出したかった。


「荷物は…」

「キャリーケースとショルダーバッグだけです。」

「…ここには見当たらないようですが…」

「はっ。」

そう言われて、やっと我に戻った。

今の所、あたしが目にした自分の持ち物はスマホだけだ。

リズちゃんを抱っこしたままソファーの後を見渡したけど、ない。

「財布やパスポートは?」

「…全部ショルダーバッグの中です…」

「……」

海さんは玄関に立って少しキョロキョロとリビングや階段を見渡して。

「…二階にも上がったようです。」

階段の途中に…あたしの靴を見付けて言った。

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コメント1

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  1. マコトさん(29歳)ID:6605499・09/25

    ほんとに相手が海くんでよかった笑

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