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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/23 20:02:19

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『BEAT-LAND Live alive』

里中健太郎


「簡単に言うと、リモコン?」

さくらさんは真顔でそう言ったんだが…

俺とハリーは…

普通に驚いた。


「もしかして、作ったんですか?」

「うん。」

「…何のために?」

「あー…それは…内緒…」

俺とさくらさんがそんな会話をしてると。

「…リモコン作るばあさんて…」

ハリーが若干失礼な事を言った。

「あっ、華月のばあさんって意味ですねん。」

俺の視線が冷たかったからか、ハリーはさくらさんに慌てて補足した。

「それって…今日の大作戦に関係あるんちゃいます?」

ハリーが含み笑いをしながら言うと。

「まあ…そうかな。」

さくらさんは首をすくめた。

…大作戦?

「大作戦って?」

俺が二人に問いかけると…

「さくらさん、そろそろ着替えに行かないと。」

高原さんの娘さんが迎えに来た。

…そうだった。

今からこの二人は…SHE'S-HE'Sのステージに立つんだ。

「楽しみにしてますよ。」

二人にそう言うと。

「あたしも楽しんで来ちゃう。」

さくらさんは小さくガッツポーズをして。

「あっ、でも自由には歌わない。」

上目使いで俺を見て言った。

……今この人…

二十歳ぐらいに見えたぞ…?

パチパチと瞬きをして、自分の目を整える。

「じゃ、着替えて来るね。」

小声で俺達にそう言って、二人は会場を出て行った。

「…で、大作戦って?」

ハリーに問いかけると。

「…さくらさん、今日…高原さんにプロポーズすんねん。」

「………」

「秘密やで?」

「…プロッ…うぐっ…」

叫びそうになった俺の口を、ハリーが塞ぐ。

「秘密や言うてるのに。」

「ふ…ふはん…」

さ…さくらさんが、高原さんにプロポーズ!?

「あ…あの二人…どういう…?」

軽く頭の中がパニックだ。

さくらさんと高原さんって、面識あったのか!!って、そこからだし。

「まあ…なんちゅーか…大昔、大恋愛してはったんやて。」

「あの二人が?」

「そ。けど色んな事情で結局結ばれへんくって…現在に至る…」

「ザックリ過ぎだな…」

「知花姉やんは、高原さんの子らしいで?」

「……はあ!?」

「しー…」

「あ…す…すまん…」

桐生院知花が…超サラブレッドなわけだよ!!

俺は叱りながらもずっとビビッてた。

彼女は…

ダメ出しすればするほど…俺のリクエストするそれ以上の事をやってのけたからだ。

「…何十年越しの想いが、成就できたらええんやけどな…」

ザックリな説明しか受けてないのに…

なぜか俺もそれを強く願いたくなった。

「…作戦って?」

「え?」

「何か出来るなら協力したい。」

「……ほいなら…」

いつだって人のために動いてた高原さん。

あの人に…

幸せになってもらいたい…。

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