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【小説】ボク恋~カオル編~

性懲りもなくBLです。BLとは男と男が愛し合うことです。くれぐれもご注意ください。

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対面《364》

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テーマ:小説 > BL

2017/09/22 21:07:11

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





開店と同時に常連客がやってくる。
上位のホストはすぐに指名がはいり、
接客にあたった。もちろん、タクヤも
指名が入り、テーブルを掛け持ちし
ている。


「やだ~、キスは別料金だよ~」

「タクヤぁ、3倍払うから、DEEPなの
させて」

「え~、ベロチュウは5倍」


Butterflyの風上におけない、下品な接客で
カオルをイライラさせた。


キロロン


新しい来客を告げるチャイムがなった。
カウンターからドアを覗くとそこには
リキがいた。

カオルはカウンターを飛び出して、フロント
へ入り、黒服と強引に交代する。


「いらっしゃいませ、原田さま」


リキは綺麗なお辞儀をするカオルを見ない
ようにして、アルバムをめくった。


「ご指名はお決まりですか?」

「タクヤを頼みます」

「申し訳ありません、ただ今タクヤは指名
が入っておりまして、少々お待ち頂くか
他のホストを指名して頂かなくては…」


ジッとリキを見る。


「待たせてもらおうかな」

「畏まりました。ではこちらへ」


ウェイティングボックスへ案内した。
そして、カオル自らサービスドリンクを
運んだ。


「原田さま」

「…」


リキはカオルを見上げた。やっと、2人の
視線が合う。


「このことは黙っていてください」

「それは誰にですか?」

「言わせるんですか……凪さんって意地悪だな」

「意地悪もしたくなりますよ。あいつの中には
いつまでもあなたがいる。どんなに忘れようと
しても、あなたとの事を終わりにしようとして
も、決して消えない」


カオルはリキの前に片膝をついて、見上げる。


「こんな事、あいつが知ったら、どれだけ
心を痛めるか……」

「判ってます。そんな事判ってますよ。でもね
俺だって羽目を外したいときがあるんだ」


リキはグッと拳を握り、椅子の座面をダンと
叩いた。





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