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100%妄想恋愛小説

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嘘つき。

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/17 23:29:47

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…夏休みだったよね。
橘くんが私に
''地味に傷つく''って言ったのは。

あの時は確か…
小野寺さんの存在が凄く気になってて
自然と橘くんを避ける形になってたんだっけ。

お互い勘違いしてて…誤解が解けて…
凄くホッとした。

けど…あの時の私の不安は
見事に当たっちゃったなぁ…

小野寺さんは橘くんにとって
ただの''幼なじみ''なんかじゃなかった…




そんな事を思い出してると
視界が涙で滲んで目の前の橘くんが
ぼやけて見えた。



「…泣いてんじゃねぇよ…バカ。」



頬を伝う涙を片手で拭き取ってくれる
優しい橘くん。



「…っ…ごめっ…なさい…」



私が謝ると橘くんは一瞬
フッと笑ってすぐに真顔になると
いきなり私の頬をギュッと強く摘んできた。



「いっ…痛い!痛い!痛い!痛いって橘くんっ!」



私は橘くんの腕をバシバシ叩いて
頬を摘んでる手を離して欲しいと
目で訴える。

それでも橘くんは
頬を摘んでる手を離してはくれない。



「…綾瀬の嘘つき。」


「えっ?」


「…お前、俺の忠犬なんじゃなかった?」




''橘くんっ!私、忠犬になるねっ!''


…そうだった。
私、橘くんの忠犬ハチ公になるって
自分で言ったんだっけ。

ご主人様を傷つけて…
私、全然忠犬じゃないね…




「…っ…私っ…忠犬失格だね…」




ごめんね橘くん…
私はもう…




「…それは俺が決める。」


「え…?」



いつの間にか頬を摘む橘くんの右手が
私の頬に優しく添えられていて
私を見つめる橘くんの瞳に
吸い込まれそうになった。

息が止まってしまうんじゃないかと
怖くなるくらいに胸が苦しい…




「…俺、綾瀬に避けられると辛い。」




…橘くん…




「綾瀬の声が聞けないと寂しい。」




…え?




「綾瀬の笑ってる顔が見たい。」




…それって…




「…俺は…」



橘くんが私に何か伝えようと
口を開いた時、ちょうど図書室のドアが
開く音が聞こえて複数の人の気配した。

私と橘くんは慌てて飛び起きると
咄嗟にお互い反対を向いて離れる。



「…っ!本っ…か…片付けなくちゃっ…」


「…ちょ待っ…綾瀬っ…!」



このとてつもなく恥ずかしくて
気まずい状況に耐え兼ねた私は
逃げる様にその場を離れた。

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