100%妄想恋愛小説

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恋わずらい。

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/17 16:21:24

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もう1週間以上も橘くんと話してない。

朝の挨拶はおろか視線すら合わせないなんて事
今まで一度も無かったからすごく変な感じ。

出来るだけ橘くんの事は
考えないように努めてるけど
やっぱり、ふとした時に考えるのは
橘くんの事ばかりで…結局、私は今でも
橘くんの事が大好きなんだと
キッパリ諦めるなんて無理なんだと
嫌でも思い知らされるんだ。

だからって前みたいな関係には
もう、戻れない。

私は毎日、出口のない暗闇の中を
ただひたすら光を求めて彷徨ってる。

居心地の良かった水の中からいきなり
水のない地面に放り出された魚のように
行き場を無くしジタバタと苦しみながら
もがいているようだ。





この日は月に一度の図書委員の仕事で
私は放課後、図書館で作業をしていた。

図書委員といえば…そう
橘くんも私と同じ図書委員…

入学したての頃は
橘くんと同じ図書委員になれて
飛び上がるほど嬉しかった。

今はため息が出るほどに
苦痛で苦しい…



「…はぁぁぁぁぁぁぁ…っ」



本棚の本をあいうえお順に並べ替えながら
ついついため息ばかり吐いてしまう。



「綾瀬さん、大丈夫?さっきからため息ばっかりね。何か悩み事かしら?」



一緒に本棚の整理をしていた
図書館の司書の先生が
心配そうに私の顔を覗き込んだ。



「えっ?いや、あのっ…な、何でもないですっ!」



慌てて首を横に振る私の気持ちを
見透かすかの様に先生は小さく、ふふっと笑う。



「もしかして、恋わずらい?」


「そんなんじゃ…」


「人気者を好きになっちゃうと精神的に辛い事も多いわよねぇ〜。私にも経験あるわぁ〜。」



先生は意味ありげにニヤリと笑うと
離れた場所で作業している橘くんの方を
チラッと盗み見た。

どうやら私の気持ちは
先生にもバレバレらしい。

どんだけ分かりやすいんだろ私って…



「ははは…」



…もう笑って誤魔化すしかないな。



「…でも綾瀬さん、どうやら恋わずらいしてるのは貴方だけじゃないみたい。」


「えっ?」



先生の意外な一言に
私は目を丸くして首を傾げた。



「橘くん、貴方の事をさっきから何度もチラチラ見てるわよ?気が付いてた?」


「…あ、いや…それは…」


「…あら、喧嘩でもしたの?」


「…喧嘩、っていうか…」




どう説明すれば良いんだろう…
話したところで理解してくれるのだろうか…




「…ふぅ、まぁいいわ。…ねぇ綾瀬さん、私ちょっと用事思い出したから少しだけココを離れてもいいかしら?」


「えっ?あのっ…」


「返却ボックスの中の本の片付けは橘くんと2人でお願いねっ♪」


「えぇっ!?いやっ…あのっ…ちょ…無理ですって…」


「うふふ。それじゃあ宜しくっ!!!」



私の言葉を無視して
先生は持っていた本を
私の手のひらの上に強引に乗せてくる。



「いっ…いやいやいやっ!あの…先生、変なお節介はヤメて下さ…」


「綾瀬さん!good luck!!」



先生はそう言って親指を立てると
颯爽と図書室から出て行ってしまった…




good luckって…
私にどうしろっていうのぉぉぉぉ…

橘くんと図書室で2人きりなんて…
き、気まず過ぎるよぉぉぉぉ…

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コメント1

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  1. ルナさん(100歳)ID:6601392・09/17

    先生 いい仕事してくれた🎵

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