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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

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右腕《353》

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テーマ:小説 > BL

2017/09/16 19:47:57

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





アスカは苛ただし気に、長い髪をかき上げる。


「ケンスケ君の為に自分の右腕を切り落とす
のよ。利き腕がなくて、どうやってタクミ
ちゃんを守るの?どうやって店を守るつもり?」

「俺の腕なんて、いくらでも生えてくる」

「底抜けのバカね」


はぁとため息をついて、ソファの背もたれに
体を沈めるアスカ。


「……」

「……」


それから会話が途絶え、キョウスケが戻って
きた。


「アスカさん」

「話が終わらないの。今日はミツルちゃんに
任せるわ。後はよろしく」

「はい」


カオルとアスカは事務所の奥にある、あの
怪しい部屋へ場所を移動した。




さして広くない隠し部屋。真ん中には天蓋の
ついたダブルベッドがある。
タクミもカオルも、そのベッドには世話に
なったことがしばしば…。


「来て」


アスカがベッドに上がり、カオルを呼ぶ。


「しないぞ」

「判ってるわ。でも立ってる訳にもいかない
でしょ。来て」

「いや、立ってる。タクミと約束したからな。
間違いでもお前には抱かれない」

「つまんない。まあいいわ、なら、立ってなさい」


アスカは自分だけ、ゆったりと座った。


「九州の支店、まだ店舗も何もない状態なの。
営業許可も申請中で認可が下りてないわ。だから
開店までは1年以上かかるかしら。

センジ君を送り込みたければ、それまでに、
あなたの2本目の右腕を作りなさい。できれば
センジ君に任せる。もちろんケンスケ君も込みで。
私のお眼鏡にかなう人材が育ったら認めるわ」

「判った。その条件のもう」

「それともう1つ」

「ん?」

「今から、あたしに抱かれなさい」

「それは拒否……」


カオルは眉間に深いしわをよせる。


「冗談よ。フフフ」

「冗談に聞こえない」

「フフフ」


2人は笑い合った。






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