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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/14 13:28:33

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「…まこちゃん。」

遠慮がちに声に呼ばれて振り向くと、鈴亜。

「もう帰ったのかと思ってた。」

僕が驚いた顔で言うと。

「一度みんなと帰ったんだけど…母さんが行っておいでって。」

「えー…朝霧さん大丈夫かな…」

いくらステージの後でゴキゲンだからって、それとこれとは別だし…

少しヒヤヒヤしながら鈴亜を会場から連れ出そうとすると…

「まこ!!」

「うわっ!!」

後ろから羽交い絞めにされた!!

「お父さん!!」

えっ…ええええっ!?

朝霧さん!?

「まこ~…鈴亜をどこへ連れ出そうとしてたんや!?」

「あっ…い…いえ…ロビーに…」

「……」

「……?」

朝霧さんが無言になって。

僕は…振り向きたいんだけど、羽交い絞めが結構きつくて…

「…まこ。」

「…はい。」

「英雄ポロネーズ…さすがやったな。」

「…ありがとうございます。」

「…鈴亜の事、よろしく頼むわ…」

「……えっ?」

「ロビーは寒いで。ルームにせえ。」

朝霧さんはそう言って僕から腕を離すと、ポンと背中を押してくれた。

「お父さん…」

「鈴亜、まこに送ってもらえ。まこ、飲むなよ。」

「は…はい!!」

「ほなな。」

「ありがとうございます!!」

「お父さん!!ありがとう!!」

朝霧さんの背中にお辞儀して…僕は鈴亜と手を繋いで無人のルームに入った。

「…認めてもらえた。」

僕がそう言うと。

「うん…だって…まこちゃんの英雄ポロネーズ、すごく…」

「すごく?」

「…優しかった。」

英雄なのに、優しくちゃダメな気がしたけど…

鈴亜がそう感じたなら、それでいいのかなと思った。

「…あらためて…まこちゃん、よろしくね。」

鈴亜がそう言って、僕に頭を下げる。

「こちらこそ…」

「あと…これ。昨日渡せなかったけど…」

鈴亜がそう言って、小さな紙袋を差し出した。

そこには、鍵盤の形のクッキー。

「これ、鈴亜が?」

「うん。」

「ありがと…すごく嬉しい。」

僕が笑顔でそう言うと、鈴亜は少し赤い顔をして。

「まこちゃんが笑顔になってくれて…あたしの方がすごく嬉しい…」

両手で頬を押さえて…遠慮がちに僕の胸に来た。

「…僕、頑張るから。」

「…あたしも、頑張るよ?」

「……やっぱり、頑張らないでいよっか。」

「……ふふっ。そうね。」

「…好きだよ、鈴亜。」

「あたしも…大好き、まこちゃん。」

久しぶりに…キスをした。

何だか、初めてみたいな気がして緊張した。


こうして僕達は鈴亜の花嫁修業と、僕のスケジュールなんかで8月に結婚する事になった。

色んな人を巻き込んで、少しだけ波に飲みこまれたけど…

絶対幸せになれるって自覚してる。

だって、僕は…鈴亜が隣にいてくれると、何でも出来る気になるし。

SHE'S-HE'Sの一員でいられる限り…

それは、叶えられるって自信がある。

だからこれからは…

周りの人を幸せに出来るような…


そんな人物になりたいなって思う。


うん。



ほんとに。


----------------------------

41st 完


こんなに長くて複雑で拙い妄想ブログ、最初から読んで下さる勇者の皆様、何度も読み返して下さってる恐らく私より詳しい皆様、深く深く感謝です!!
だんだんと文章が雑になって来てますが、今後ともよろしくお願いします!!

次は…42nd!!

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コメント1

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  1. ハナさん(39歳)ID:6599924・09/14

    41、ありがとうございました!
    とっても楽しかったですσ(*´∀`*)

    次も楽しみにしています♪

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