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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/14 10:02:43

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一曲目は…とんでもないセッションになった。

F'sの曲はあたし達もみんな知ってるけど…

まさか、こんな形で。

ぶっつけ本番で。なんて…

「やべー!!楽し過ぎる!!この曲終わらせないで下さいよー!!」

陸ちゃんが朝霧さんにそう言って。

「はあ!?一曲目やのにもう汗だくやで!!俺を殺す気か!!」

朝霧さんは笑顔でそう言った。

まこちゃんとナオトさんのソロバトルみたいな場面もあって、すごく盛り上がった。

あたしはと言うと…

まさか千里とF'sの曲を歌う事になるなんて…って、すごく緊張したけど…

千里のシャウトの上を、あたしがハモって…

そのたびに客席のボルテージが上がって。

気が付いたら、アズさんは上半身裸になってるし…

それにつられて陸ちゃんも脱いじゃって…

センは淡々と弾いてたけど、客席から脱げ脱げコールが起きて…渋々脱いでしまうと…

「おおおおおおお…」

意外と鍛えられてる体を見せられた客席は…

「早乙女!!抱いてくれ!!」

そう言う男の人達の声でいっぱいになって笑えた。

F'sのカッコいい曲が…笑いの混じった15分に渡る大作になってしまって。

『もう行け!!京介のカウントの後、三秒で行け!!』

よく分かんない千里のコールで…全員で跳んで終わった。

『…マジかよSHE'S-HE'S…おまえらクソだな。うちには年寄りがいるんだぜ?』

千里が膝に手をついてそう言うと。

『愛しの嫁にクソなんて。』

聖子がすかさず突っ込んだ。

『俺の嫁はクソなわけがない。』

…もう、こうなってる千里を止められるはずもなく。

あたしはされるがまま、抱き寄せられて耳元にキスを受けていた。

『はいはい、帰ってやれや。』

慣れてる朝霧さんがチューニングしながらそう言うと。

『とりあえず早乙女、早く服を着ろ。おまえがこんなに鍛えてるとは知らなかったが、明日から社員の野郎どもの視線には気を付けろよ。』

千里がセンのTシャツを拾って返した。

センは千里の手からそれを受け取りながら…

「神さんのおかげですけどね。」

優しく笑ってそう言った。

…千里、何かしたのかな?


あたし達は、そこでステージを終えた。

F'sはその後三曲ほど披露して、あたし達もお客さんも…F'sの皆さんも大満足な様子だった。

ああ…すごい。

こんな体験が出来るなんて…

ビートランド、最高。


ここから世界に羽ばたくアーティストを育てたいって、ここを創ってくれた高原さんには…本当に感謝だ。

…お父さん…とは、呼べないけど…

高原さんが血の繋がった父親だと知って以来、あたしは…Deep RedのCDを今まで以上に聴きこんだ。

そのDNAをちゃんと活かしたい。

高原さんにとって…自慢の娘になりたい。


…表立って、娘だと言われないとしても…。

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