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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/14 07:52:03

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「あちー…」

全曲終わって、一旦ステージ袖に下がる。

「サイコーだな!!」

みんなでハイタッチを交わしてると。

「さ!!早く着替えて!!」

スタッフに誘導されて、俺達は控室に向かった。


客席はすごく盛り上がってた。

そこに麗の姿を見付けるのは難しいかなー…なんて思ったが。

意外と簡単に見つけられた。

瑠歌ちゃんと世貴子さんと一緒にいた。

三人の中で一人だけ棒立ち。

ふっ。

何だよおまえ、少しは乗れよ!!って笑えた。


さすがに控室は知花と聖子は別。

俺達男四人は、着なれねーゴシック調の衣装を脱ぎ捨てて、用意してあったTシャツに着替えた。

「あー…楽だー…」

センが生き返ったような声で言う。

「センて白似合うよなあ。」

SHE'S-HE'Sのロゴ入りTシャツ。

メンバー全員に、違う色が用意されてた。

「これが置いてあるの見て、白しか似合わないんだろうなって思ったよ。」

センは苦笑い。

…確かに、センに黄色やピンクは想像できねーな。

だいたいいつも気持ちいいぐらい白の清潔感たっぷりなシャツ着て来るし。

他に着てるとしても…せいぜいデニムシャツか?

そんな時は、光史から『三歳ぐらい若返って見える』って言われて、少し喜んでる可愛いセンがいる。

俺と光史とセンはタメだが、いつもセンだけが落ち着いてて年上に見られるからな。


「このTシャツ、次回のCDの予約特典にするって高原さんが言ってましたよ。」

スタッフがそう言ったのを聞いて。

「商売好きだよな~。」

みんなで笑った。


ちなみに、俺は黄色で光史は青。

まこは緑で、知花が赤で聖子はピンク。

実質、俺達にとって初めてのオリジナルグッズ。

これを見た時は、みんなテンションが上がった。


「さ、アンコールです。」

アンコールの歓声が止まらない。

俺達は着替えを済ませて、スタッフに誘導されながらステージ袖へ。

そこで並ぶと…

「戦隊ヒーローから一人漏れた感じだな。」

高原さんが、センを見て笑って。

「誰かに言われると思った…」

センは言って欲しかったのか?って思わせるような笑顔になった。

そして…

「知花。」

高原さんは、知花に手招き。

「はい?」

「……」

そして、知花の耳元で何かを…

「…えっ?」

「頼んだぞ。」

「…い…いいんですか?」

「褒美だ。」

「……」

誰が誰に何の褒美を?と思ったが。

「さあ、行け。存分に楽しんで来い。」

高原さんはそう言って、俺達一人一人の背中を叩いてくれた。

まるで気合い玉のようなその軽い張り手は。

『アンコールありがとう!!』

知花に最高の笑顔を出させて。

「いくぜ。」

「おう。」

俺達に…最高のプレイをさせてくれた。

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コメント1

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  1. エミリーさん(102歳)ID:6599790・09/14

    Tシャツ欲しい!
    ペンライトも作ってください

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