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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/12 19:29:29

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「…え?」

俺の報告に、瑠歌は目を丸くした。

「え…え?え?ライヴ?SHE'S-HE'Sが?」

「ああ。」

「いつ!?」

「…クリスマス。」

「って…」

瑠歌はカレンダーを見て。

「来週!?」

大きな声を出した。

「ちょっと色々あって、急に決まったんだ。」

俺達のライヴを見た事がない瑠歌は、もう目がキラキラしている。

そんな様子を見てると、あー…やっぱたまにはそういうのもいいのかな。なんて思うけど…

「行くー!!絶対行く!!」

瑠歌は跳ねるように俺に抱きついて。

「何着て行こう!!踊っていいんだよね!?」

すごく嬉しそうにそう言った。

…おいおい。

「…おまえ、妊婦なの忘れてないか?」

「はっ…わっ忘れるわけないじゃない。」

今、はっ…って言ったぞ?

「世貴子さんも来るだろうけど、あまり刺激するなよ?」

一応センの嫁さんを気遣ってみるものの…

そんなの、本人の盛り上がり次第だよな。

テーブル席って作るのかな。


本当は、言わずにおこうと思ったけど…

知らせまいとしても、必ず話はどこからか入るだろうし…

俺としては、安全を優先して来るなと言いたい所だが…

来ないわけないよなあ。

それに…

「嬉しい!!どうしよう!!クリスマスに光史のドラム叩いてる姿が見れるなんて、ハッピー過ぎる!!」

…こんなに喜んでくれると、こっちも見せたい気の方が大きくなる。

「何曲やるの?」

瑠歌が俺の腰に手を回して顔を見上げる。

「PV撮りも兼ねてるから、本当のライヴほどたくさんはしないと思う。」

瑠歌の背中を抱き寄せてそう言うと。

「たくさんじゃなくても、生で観れるなんて最高…どうしよう…世界中に自慢したい!!」

…なかなか可愛い事言ってくれる。

が。

「世界中に自慢するなよ?このライヴ、箝口令敷かれてるからな。」

「…カンコーレイ…?」

「他言無用…ここで見た事は外で話すなって事だよ。」

「えっ!?どうして~!?」

「俺らはメディアに出ないバンドだからな。」

「……」

一つずつ説明すると、瑠歌はようやく事態を把握したらしく。

「…そっか…そうだよね。」

少しションボリはしたものの…

「でも、目の前でライヴが観れるんだもん。しかもシークレットとなると、やっぱり特別だよね!!」

そう言って、俺の胸で頭を振った。

…ふう。

ヤバいな。


ライヴなんて…ロクフェス以来だ。


緊張…しないか?俺。

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