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好きな人はサイコパス ☆フィクションです☆完結しました! 番外編をゆるく書いてます。

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番外編・コドモ

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テーマ:小説 > 男女関係

2017/09/10 13:15:25

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確実に顎を狙ったはずなのに
一瞬の隙に体をずらした。


その動きだけで、こいつの身体能力か高いのはわかった。


ユウキは頬を殴られても、一歩後ろに引いただけで
すぐに体勢を立て直し
キレのいい回し蹴りが飛んできた。



空手……か…?


回し蹴りを避けて、距離をとる。





初めて正面からユウキと向かい合った。








『え……?お前がユウキなのか?』


『そうだよ。あんた誰?ヤクザなの?』



ユウキがかなりの空手の経験者だったこと以上に驚いたのはユウキの見た目だった。





『お前……何歳だよ。』


目の前のユウキは想像してたのと違った。




まだ子供じゃん。


社長から、紅子さんを刺したのはガキだって聞いて
せいぜい大学生くらいかと思ってたけど




こいつはどうみても高校生くらい。

背も低いし、体も細くて髪も長めで綺麗な顔立ち。
一見女の子の様にも見えた。



『本当にお前がユウキなのか?
お前が紅子さんを刺したのか?』


『あー、あんた。あのおばさんの仲間?』



ユウキはニヤリと笑うとライターをポケットにしまい
代わりにナイフを取り出した。




『あの人、結構しぶとくてさ。
本当は一発で楽にしてあげようと思ったんだけどね。
抵抗するから何回も刺したんだよ。』


『ふざけんな!』



ぶんっと拳を振り上げると、ユウキはアッサリ避けた。




『なんでお前みたいなガキがこんな事やってんだよ!
お前の家族にも迷惑かかるんだぞ!』


『あんたの説教なんか聞きたくないね。
それに、家族なんて俺には居ないから。』



ユウキのカウンターの蹴りを腕でガードした。
キレはいいけど、体重が軽い分、威力が軽い。

そのままユウキの足首を掴んでバランスを崩させた。


『!』

『反抗期も大概にしろ。馬鹿野郎!』



倒れたユウキの腕を踏んで、ナイフを持った右腕を封じた。


『っつ!』

ユウキは顔を歪めた。


『何のためにこんなことしたんだよ。金か?』




『……………金なんか、興味ない。』



ユウキは諦めたのかナイフを手から離した。



『金も家族も俺には関係ない。
先生だけが俺を必要としてくれたんだ。』


『そんな事ないだろ!親は…』





『母さんは俺が邪魔だったんだ!
だから俺を置いてひとりで死んだんだよ!』





ユウキの怒鳴り声が店中に響いた。

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