ブスの勘違い恋愛簿

ブスの無意味な行動力で空回りばかり。でも楽しかった青春時代の恋愛+α

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◎ヤマデン~不意打ち、では、ない~

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2017/09/09 22:32:36

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部屋に入った私たち。飲み物を机に置く。

「で?」

「え?」

「話は何?」

「いや、先輩なんでそんな威圧するんすか~」

「してないけど」

「してますよ~なんか怖い~」

「………(-_-) ヤマデン帰ってくんない?今日はちょっと忙しいんだけど」

上記のような ふざけたようなやりとりを30分以上繰り返した後、すねたような表情で、机に頭をのせるヤマデン。

ため息をつく私。

「ねえ、お願い。せかして悪いけど、私 本当に用事があるの。しかも、言いたくないけど、もう 君が言いたい事は察しがついてんの」

「ええーーーーそんな状態で言いたくなかったっす」

「いやいや………だって…君ってマイペースすぎるよ。さすがに呆れたわ」

「先輩、好きな人いますか?」

「すごい唐突だね(イラッ) いますけど何か」

「ラグビー部の人っすか?」

「え?ああ、あんたそれ うちの部員にやたら言ってるらしいね!? ヨッチャンからも聞かれたわ。もう私の事は そっとしておいてください」

「付き合ってるんすか」

「言ーわーないっ!」

「なんでですか」

「逆になんで言わなきゃいけないの!? てゆーか、あんたの言いにきたことって、それ!?」

「怒らないでくださいよう」

「いや、怒ってないよ!いや、怒ってるのか?だってもうイライラしちゃって!なんなのよー(#`皿´)」

「好きです…先輩が」

「ぇーーーありがとうございますぅ。でもごめんねっ!好きな人いるんで。はい。お話終わり?」

「ええーーーーまじっすか?終わり?」

「だって…これ以上何を話せと」

「フラれたなら、せめて先輩の好きな人が誰か教えてもらえませんか?」

「無理です」

「ヨッチャン先輩じゃないですよね?」

ドキッ

「それは、ない」

「マルは?」

「なんでそこでいきなりマルくんが出てくるの?」

「アイツも先輩の事 好きっすよ」

「何その告げ口みたいなの(イライラッ)!私がマルくんの立場だったら、絶対嫌だわ!」

「や、だって見てりゃわかるじゃないっすか」

「うーーーん、ヤマデン、もう帰って。これ以上話してると、後輩としても嫌いになっちゃいそう(-_-;)」

帰る間際まで 何かごちゃごちゃ言っていたけれど、とにかく部屋から追い出した。

マルくんの男らしい告白に、思わずドキドキしてしまった約1時間後、こんなにイライラさせられるとは思わなかった。

そうだ、報告。
後輩のアユに電話をかけた。

『あ。もしもしアユ? ヤマデン今こっち出ました。たぶんそっちに行くんじゃないかと思う。なぐさめてあげて。結構ボロくそ言ってしまった』

『あー了解です。やっぱダメですよね?』

『ダメっていうか、いつも以上にダメダメだったよ。びっくりした。アユは事情を知ってるから言っちゃうけど、ここだけの話、1時間前くらいにマルくんからも告白されたんだよ。マルくんはいつもとらえどころのない感じでしょ?それが、驚くほど男らしかったんだよ。そこからの ぐだぐだヤマデンだったからさ』

『カンナ先輩、マルくんと付き合うんですか?』

『いやいや、それはないけど!…あの二人って、正直仲悪いでしょ?私が言うのもなんだけど、同時期に私を好いてくれて、同時期に告白って、もしかしたら案外気が合うんじゃないかなとか思っちゃったよ。
ちょっとミラクルだよね。このタイミング』

『確かに』

『とにかく、悪いけどヤマデンのフォローよろしくね』



ブス、どっと疲れが出る。
告白される方って、こんなん!?

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