セレナさんのブログ

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テーマ:小説 > 初心者

2017/09/09 05:20:29

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海と別れて1週間後

ドンキのレシートのような長い文が送られてきた。

その内容は

やっと落ち着いたから送るね
俺の勝手で付き合った俺の勝手で別れることになってごめんな。
たくさん傷つけたと思う。
葵と一緒にいた時間はどれも楽しくて幸せだった。
地元を離れて少しはさみしいって思うことはあったけど、葵がいてくれたから寂しさより幸せの方が多かったと思う。
俺なんか忘れて幸せになってくれ
俺なんか死んでしまえって思って恨んでくれていい。

とかなんとかかんとかという

やっと落ち着いたからという冒頭の文にも
いや落ち着くって表現使う側ではないよね?
いろいろ美談にされた長文になんて返せばいいのか酷く悩んだ。

結局半日経ってから

ごめんね、私はまだ落ち着いてないから
落ち着いたらまた返事させてもらうね

とだけ濁して返した。

そしてそのまた1週間後
別れて2週間がたつ。

♪♪♪♪海

『でんわできない?』


私はちょうど後輩から将来の就職について相談を受けていて話がまとまりかけているところだった。

『あと30分後くらいならできるかな。眠かったら寝ちゃってまた後日』
と返した。

約40分後に電話をかけた。

海『もしもし』

聞きなれた愛しい声だった
やっぱり声が好きだなって思った。

『どうしたの?』

海『いや、なんか元気にしてるかなって』

元気なわけないだろう。
別れてたった2週間で元気も何もない。
また何か言われて傷つけられるんだろうか
そんな気持ちからか私は正座していた。

『…ぼちぼちかな。ふつう…いや、うんぼちぼちかな』

海「そっか....元気そうで良かった。俺は…もうだめだ。」

用意されてたような言葉で噛み合ってる気がしなかった。

「そう…でも好きな子がいるんだからそれだけで活力になるじゃない。振られた私にこんなこと言わせんなって笑」

海「…そう…なのかな…」

「うん」

こんな感じのやりとりが何回かあって
海の中の設定がきっと変わったんだろう


海「そもそも好きな子なんていなかった。親父の車のローンが未払いで俺の方に回ってきて今火の車状態。飯もあんま食えてないんだ」

私は絶句した。

あの時LIMOを見なければ良かったとこの2週間何度も思ったけど、

見て良かった。
と、こんなに思う日が来るなんて思わなかった。

海「ふっ…付き合う前も付き合ってからも別れてからも俺が好きなのは葵だけ。葵以外の女なんていらねーんだよ。」


神様、人はこうも嘘をつけるものなのでしょうか。

せめて付き合った日から別れる日までの思い出まで嘘だと思いたくなかった
あの日あの時、愛し合ってたと思ってたのは私だけだったの?


最初から全部嘘なの?

どこから?どこまで?

どこからもどこまでも全て嘘だったの?

「…………そんなこと急に言われても…私今混乱して…ちょっとよくわからない」

とにかく荷物を取りに行くことを考えたら今は刺激しない方が得策だと思った。

海「そりゃそうだよな。いろいろ傷つけて全部嘘だとか言われても信じれないよな。でも俺がいつか立て直したら…必ず迎えに行く。」

「そんなこと…されても困るよ。周りが許さない。」

海「その時は土下座でもなんでもする」

「私待たないよ」

海「待ってくれとは言わない葵は好きに生きてて、俺が勝手にいつか迎えに来るから」

ここまで嘘をつこうとする海が正直怖かった。
私のスマホを持つ手は震えてた。

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