アホな男に10年を捧げた話。

アホな男と分かっていても好きで好きで仕方なかった彼との恋愛について書いていきます。

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「お袋から仕事しないなら出て行けと言われた。」

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2017/09/11 10:08:03

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最寄り駅で彼と合流すると、彼の格好に私は驚いた。
肩からボストンバッグを提げているものの、中身は大したものはなさそうなのは明らかだった。
北海道旅行の時にも使っていたから、見覚えがある。
3泊分くらいの荷物が入りそうな大きさのバッグだ。
相当、慌てて飛び出してきたのだろう。

腰が痛いと彼が言うので、タクシーを拾った。
家からアパートまでは徒歩20分なので、普段は歩いて帰るのだけど。

「先月、ショッピングセンターに行ってたスーシェフが本店に戻って来てな。
それから、スーシェフから目の敵にされるようになってん」

彼はいつも通りにクッションの上に腰掛け、話し始めた。
彼の話をまとめると、

・そのスーシェフから目の敵にされるようになり、露骨ないじめが始まった
・ある日、厨房で転んだのを期に腰を痛めてしまった
・最初は我慢していたが、段々痛みが強くなってきたので病院へ行った
・整形外科で診てもらったところ、ヘルニアだと言われた
・先生から治るまで仕事は休んだ方がいいと言われる
・高校生、社会人になってからも何度かヘルニアになっているので、彼もそうするつもりだった
・ところが、彼のお母さんが休職に猛反対する
「やっとコックとして一人前になれるところなのに、腰痛くらいで休むな!」
・母親とは毎日のようにケンカ、店に診断書を持っていったところスーシェフからも「辞めたら」と言われる
・もう何もかもがイヤになってしまい、私のところへ逃げようと思い立つ

この話を聞いて、私は憤りしか感じなかった。
具合の悪い人によってたかって、何を言っているのだろう!
それに彼の様子を見ていたら、医療系のはしくれとしてはメンタル面の治療も必要だと感じた。
取り敢えず今、彼を家に帰らせたら余計に事態は悪くなる、それは間違いない。

本音を言えば、私は結婚前提でない同棲はナシという考えだった。
だから、
「私との結婚を真剣に考えてくれるなら、ここに住んでもいいよ」
そう言いたかった。
でも、その時の彼にそれを言うのは酷だと感じて、言い出せなかった。

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