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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/12 06:36:07

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鈴亜の言葉に、全員が口を開けた。

僕だって…

鈴亜、そんな事言わなくても…!!

「う…浮気言うても…あ…あ…あれやろ?ちょ…ちょっとええなあ思う男がいてたから…」

「父さんは、ちょっといいなって思う女の子がいたら、手を出してたの?」

「はっ…」

…朝霧さん…

ご家族の目が細~くなってますよ…

「…まこちゃんは…あたしの事、ずっと大事にしてくれてたのに…あたし、まこちゃんと全然違うタイプの人に惹かれかけて…」

あ…ああ…

実際言葉にされると、過ぎた事とは言え…胸に来てしまうな…

…いや、でも。

鈴亜は、僕を選んだ。

僕と…結婚するって。


「本当、どうかしてた。まこちゃんの事、大好きで…まこちゃんと結婚したいって、ずっと思ってたのに…」

「いや、でもそれは…僕の力不足でしかないんだ。鈴亜が自分を責める事はないよ。」

鈴亜に向き直って言うと。

「まこちゃん、本当に…あたしの事、許せるの?あたしの事…これからも好きでいられるの?だって、あたしあの人と…」

ギュッ。

それ以上、鈴亜の口から聞きたくなかった僕は、みんなの前だと言うのに…鈴亜を抱きしめた。

「なっなななな何してんねや~!!まこーーーー!!」

朝霧さんの怒鳴り声が響き渡ったけど。

「あなた、座って。」

「でっでででも!!るー!!」

「座って。真音。」

「……」

奥さんにそう言われて…朝霧さんは鼻息は荒いままだけど…座られた。

「…まこちゃん。」

「…はい。」

鈴亜のお母さんは、優しい顔で…だけど、すごくハッキリとした声で。

「鈴亜は、こんな真音と疑い深いあたしの娘よ?もしかしたら、悪い所ばかり遺伝してて、これからもあちこちに気を取られたり、なのにまこちゃんの事は束縛したがったり、大変な子かもしれないけど…大丈夫なの?」

思いがけない事を言われた。

「お母さん!!ひどいー!!」

鈴亜が僕の腕から飛び出すようにして、力強くテーブルに手を着いて。

その振動で、鈴亜の隣にいた渉君のスープがこぼれた。

「だって、鈴亜が言ったんじゃない。浮気したって。」

「そ…そうだけどー…もうしないもん…」

「まこちゃん、信じられるの?罪悪感で結婚するって言ってるかもしれないわよ?」

…ど…どうしたんだろ。

お母さん…すごく、ズケズケと…

「…罪悪感で、プロポーズ受けた?」

鈴亜に問いかけてみると。

「もう!!まこちゃんまでー!!」

鈴亜は、眉間にしわを寄せて、ポカポカと僕を叩いた。

「あははっ、冗談だよ。ごめん。」

「絶対…ないもん…」

鈴亜は唇を尖らせて、泣きそうな顔。

ああ…いじめちゃったな。

「もう、この話はここでおしまい。だから、鈴亜も忘れて。」

僕が鈴亜の手を取って言うと。

「…本当に?」

涙ぐんだ鈴亜は、相変わらず唇を尖らせたまま言った。

「うん。鈴亜が他の人に向かないよう、僕が頑張るから。」

「……」

僕が握った手を、鈴亜がギュッと握り返す。

そんな僕らを、すごく面白くなさそうな顔で見てる朝霧さんが…

「…ずっと大事にしてくれたのに、なんで他の男好きになったんや?まこが物足りひんかったからやろ?なのに、ええんか?」

テーブルに頭を乗せて、拗ねたような口調で…ほじくり返した!!

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