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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/11 23:36:23

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「な…」

俺は、二人を目の前にして、わなわなと震えた。

今日はどういうわけか、光史も早く帰って来て…

るーもなんや張り切って料理して…

鈴亜は最近ちいと元気なかった気がしとったが…

数日前からまたキラッキラするような可愛い娘に戻って…

そう思うてた所に…

「鈴亜さんと、結婚させて下さい。」

……まこが!!

いきなり、まこが来て言うた!!


おまえ、アポなしで晩飯に来るとか、どういうつもりやねん!!

って言いたいとこやが…

周りを見る限り…どうも知らんかったんは俺だけや…

…もしかして、俺…言われたのに聞いてへんかったんか?

得意のやつか?

だったらこれ、みんなに問うたら『聞いてなかったんだ』って冷めた目されるやつやん?


「ま…まだ…早いんちゃうかな…」

冷静に冷静に…自分に言い聞かして、低い声でそう言うたら。

「父さんと母さんって、20と18の時に婚約したんでしょ?」

鈴亜が真顔で言うた。

う…

「21と19の時、結婚したんでしょ?」

「そ…それは…」

「あたしとまこちゃん、今23と18よ。」

「あれは!!俺らん時は、色んな状況で…」

「それに、まこちゃんはもう成功してる人だし。」

カッチーン!!

「おまえなあ、バンドで成功してる言うたかて、いつどうなるか分からへんねやで?」

俺が早口でそう言うと…

「ん゛ん゛っ。ん゛ん゛ん゛っ。」

至る所から…咳払いが…

ハッ…

俺も光史もバンドマンや!!

だ…ダメや…

何言うても、同じ土俵におる限り…自分に置き換えられてまう…

「え…」

英雄ポロネーズ…

…まこは目つむってでも弾いてまうよな…


「…まこ、おまえ…ロビーで社員の女によう囲まれとるけど…」

俺が目を細めて言うと、まこは目を見開いて『それ言う!?』みたいな顔した。

「真音。」

俺が続きを言おう思うたその時、隣で座ったまんまのるーが低い声で俺を呼んだ。

立ったまま、るーを見下ろすと…

「囲まれるぐらいなら、いいんじゃない?」

るーは、俺を見上げる事なく…低い声…

「……」

こ…これは…

音楽屋での他の女とのキスとか…

マリとの事…言うてるんか!?

「くっ…」

両手で頭を抱えて、テーブルに頭をぶつけた。

俺の過去が…今んなって、俺を苦しめるー!!

「あ…朝霧さん…?」

まこの声が聞こえた。

俺は、恨めしい気持ちでゆっくり顔を上げて…

「まこ…」

低い、低い、低い声で言うた。

「…はい。」

「…おまえ…浮気すんなよ…?」

「しません。」

その即答に、俺はムッとした。

まこには悪いが、もう誰が相手やとしても気に入らんだけや!!

「そ…そうは言うてもな、男は浮気な生き物やねん!!」

勢いよう立ち上がって言うたら…

「親父、浮気してたのかよ。」

「お義父さん…本気で言ってるの?」

「父さん、首絞めてどうする…」

「…真音、その話は後で詳しく聞かせてもらうからね…」

次々と責められた!!

俺の味方は!?

俺の味方はおらへんのか!?

「父さん…」

その時、鈴亜が口を開いた。

「まこちゃんは、浮気なんてしないよ…」

そんなん、分からへんやん~!!

そう言いたい所やったが飲み込むと。

「浮気したのは…あたしだよ。」

「!!!!!!!!」

全員が、目を見開いた。

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