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恋愛小説ふう回顧録、ときどき普通

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SPin Off花屋

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テーマ:小説 > 短編

2017/09/07 22:36:59

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私は歩美。
今は花屋でアルバイトをしている。
している、というかアルバイトさせて貰ってる。
叔母さんが経営する花屋「KAREN」は小さなお店。
でも花は沢山ある。
店先に鉢に入った花を置いている。
花を売るだけではなく、フラワーアレンジメントの
注文も受け付けて仕事をしている。
最近はお花を買うお客さんが減ったなと思う。
お花を買う余裕がないのかな。
ちょっと寂しい感じ。
ある日の夕方、そろそろ店仕舞いをしようと準備
していた。
そのとき、誰かが来た。
「すみません!ピンクの薔薇10本ありますか?
あったら下さい。なるべく早くお願いします」
「はい、少々お待ちください」
私は奥に入った。
かろうじて薔薇が10本あった。
慌てて紙に包んだ。
「お客様、こんな感じですか?」
「あ、これです。おいくらですか?」
「1500円です」
「はい、分かりました」
その人が財布から1500円取り出した。
「はい、ちょうど頂きます」
「ありがとうございました」
私が奥に戻ろうとしたとき、
「突然の対応、ありがとうございました。
僕早坂庵と言います。名刺お渡しします。
またお世話になります」
「ちょっと待って。もしかしてF大学にいました?」
「はい。そうですけど何か?」
「私、高橋歩美と言います。よく見かけてました。
懐かしいなと思って。引き留めてすみません!」
「また、よろしくお願いいたします。
足元に気をつけてお帰り下さい」
私はぼんやりと早坂さんを見送った。
こういう再会もあるんだなと思った。

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