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【小説】ボク恋~カオル編~

性懲りもなくBLです。BLとは男と男が愛し合うことです。くれぐれもご注意ください。

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またねー!《338》

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テーマ:小説 > BL

2017/09/09 18:21:24

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





静かにハイヤーが走り出す。
ユウジはスモークガラスの窓から外を
ぼんやりと見ていた。

ファンの女の子たちが、ハイヤーに向かって
やみくもに手を振っている。

普段なら窓を開けて、手を振り返すのだが、
今日はそんな気持ちになれなかった。


「はぁ」


何度目かのため息をつくと、正門の前を
通りかかる。

すると、門の前でタクミが飛び跳ねながら
手を振っていた。


「はっ!」


何か叫んでいるが、防音のハイヤーには
聞こえない。

慌てて窓を開けると、タクミの声が飛んできた。


「ユウジさ~~~~ん!ありがと~~~~。
またねぇ~~~~」


一瞬だったが、タクミの目が赤いのが判り
ユウジの胸がチリっとする。


「タクミ!サンキュー!」


ハイヤーは速度をあげ、空港へ走っていった。





そして、学祭1日目は、終わった。




翌日。学祭2日目

朝から晴れ渡り、秋にしては暑い始まり
だった。


「さーて、今日は我らストバス同好会の晴れ
の日です。みんな、やっぞ!」

「おー」


気合も十分。おそろいのユニフォームを着て
校舎の端にある、バスケットコートに集まった。

そこにはタクミにガク、シンの姿もあり、
ギャラリーもかなりたくさんいた。中には
正規のバスケットクラブの部員もいて、
ワクワクが止まらない。

シンのデモンストレーションから始まり、参加
者をつのって、ストリートバスケを楽しむ。

もちろんタクミも参加し、どんどんゴールを
きめた。


「ナイス!タクミ」

「イェ~イ」


シンとハイタッチをする。


「タクミ、なんでお前パーカー着てんの?」

「え?そ、それは……ですね……」

「暑いだろ、脱げよ」


と、首元のスライダーチャームに手をかける。


「ダメ、やめて」

「ん?」

「……」


顔を赤くするタクミ。シンはピーンと来た。






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