ブログランキング39

【小説】風になりたい(R18)

BL小説。BLとは男と男の恋愛です。新作はオメガバース。くれぐれもご注意ください。

  • 記事数 2846
  • 読者 641
  • 昨日のアクセス数 4651

開演前《336》

しおりをはさむ

テーマ:小説 > BL

2017/09/08 18:18:37

  • 37
  • 4

☆ボクはそれでも恋をする☆       





自分の手の中に入ってきたぬいぐるみを
ジッと見つめる。


「タクミ」

「ありがとう。大事にする」

「ああ、俺だと思って、抱いて寝ろ」

「いやぁ、それはないな」

「はぁ?なんだとぉ」


タクミはぬいぐるみを頭上高く持ち上げて、
トトトっと逃げ出した。


「まて!タクミ!」

「ひょひょ~だ!」


人の波をぬって、2人は駆けていった。




体育館ではライブの準備が終わり、開演を
待つだけとなっていた。


「木瀬ちゃん(マネージャー)席空けて
くれた?」

「ユウジ、席の心配はいいから、演奏に集中して」

「席、用意できなかったら、演奏しない」

「おい!まて!なんだよそれ」


ユウジの無茶振りにヒロユキがコツンと頭を
たたいた。


「こら、木瀬君をこまらすな」

「今日はアイツの為に演奏するんだから、
アイツが入れなかったら意味ないもん」

「ったく、ワールドツアー抜けて、帰国して
まで学祭にきてるのに、演奏しないなんて
バカか」

「ヒロ、ヤキモチだ」


ユウジは楽譜を丸めて、望遠鏡の様にして
ヒロユキの顔を覗き込んだ。


「当然だ」

「え?」

「ヤキモチ妬くに決まってんだろ。貴様が
どれだけタクミ君の事を好きだったか、俺
が一番よく知ってる」

「え?ええ?!」


ヒロユキはギターのチューニングをしながら
視線をユウジに向ける。


「今日、1日だけだぞ」

「わ、判った」

「セットリスト、変えていいから」

「ヤバい!嬉しい。あれ、歌っていい?」

「ああ」


ユウジはタクミを想って作った曲を歌いたい
と、ヒロユキを説得していたが、かたくなに
拒否されていた。


「やる気スイッチ、連打だ!」

「フッ、現金なやつ」


ユウジはとっておきのギターを取り出し、
準備を進める。


コンコンコン!


「ヒロさん、ユウジさん、時間です」


木瀬の声がする。


「ユウジ、全力で!」

「おう!全力!」



2人は拳を突き合わせ、ステージに向かった。







同じテーマの記事

コメント4

しおりをはさむ

  1. ☆エリス☆さん(38歳)ID:6597010・09/09

    アメジストさん

    イメージする曲はあるんだよ。
    切なくて泣けちゃうの。

  2. ☆エリス☆さん(38歳)ID:6597009・09/09

    マイコさん

    ちょっと、甘えん坊さんに
    なるよね♡うふふ

  3. アメジストさん(99歳)ID:6596552・09/09

    たっくんを想って作った曲☆
    聴きたいなぁ〜きっと、最高のラブソングなんだろ〜なぁ〜♪
    涙でちゃいそう。。。

もっと見る

関連するブログ記事

  1. ☆ボクはそれでも恋をする☆       体育館の...

  2. ☆☆☆☆☆3杯目も一気に飲み干す。「で、ど...

  1. ★ボクはそれでも恋をする★       ライブが...

  2. ☆ボクはそれでも恋をする☆       いつまで...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

7/16 編集部Pick up!!

  1. FBの幸せそうな投稿見てイライラ
  2. 子あやし疲れ少し休憩していたら
  3. 「孫依存」の母に振り回される

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3