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【小説】ボク恋~カオル編~

性懲りもなくBLです。BLとは男と男が愛し合うことです。くれぐれもご注意ください。

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開演前《336》

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テーマ:小説 > BL

2017/09/08 18:18:37

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  • 4

☆ボクはそれでも恋をする☆       





自分の手の中に入ってきたぬいぐるみを
ジッと見つめる。


「タクミ」

「ありがとう。大事にする」

「ああ、俺だと思って、抱いて寝ろ」

「いやぁ、それはないな」

「はぁ?なんだとぉ」


タクミはぬいぐるみを頭上高く持ち上げて、
トトトっと逃げ出した。


「まて!タクミ!」

「ひょひょ~だ!」


人の波をぬって、2人は駆けていった。




体育館ではライブの準備が終わり、開演を
待つだけとなっていた。


「木瀬ちゃん(マネージャー)席空けて
くれた?」

「ユウジ、席の心配はいいから、演奏に集中して」

「席、用意できなかったら、演奏しない」

「おい!まて!なんだよそれ」


ユウジの無茶振りにヒロユキがコツンと頭を
たたいた。


「こら、木瀬君をこまらすな」

「今日はアイツの為に演奏するんだから、
アイツが入れなかったら意味ないもん」

「ったく、ワールドツアー抜けて、帰国して
まで学祭にきてるのに、演奏しないなんて
バカか」

「ヒロ、ヤキモチだ」


ユウジは楽譜を丸めて、望遠鏡の様にして
ヒロユキの顔を覗き込んだ。


「当然だ」

「え?」

「ヤキモチ妬くに決まってんだろ。貴様が
どれだけタクミ君の事を好きだったか、俺
が一番よく知ってる」

「え?ええ?!」


ヒロユキはギターのチューニングをしながら
視線をユウジに向ける。


「今日、1日だけだぞ」

「わ、判った」

「セットリスト、変えていいから」

「ヤバい!嬉しい。あれ、歌っていい?」

「ああ」


ユウジはタクミを想って作った曲を歌いたい
と、ヒロユキを説得していたが、かたくなに
拒否されていた。


「やる気スイッチ、連打だ!」

「フッ、現金なやつ」


ユウジはとっておきのギターを取り出し、
準備を進める。


コンコンコン!


「ヒロさん、ユウジさん、時間です」


木瀬の声がする。


「ユウジ、全力で!」

「おう!全力!」



2人は拳を突き合わせ、ステージに向かった。







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コメント4

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  1. ☆エリス☆さん(36歳)ID:6597010・09/09

    アメジストさん

    イメージする曲はあるんだよ。
    切なくて泣けちゃうの。

  2. ☆エリス☆さん(36歳)ID:6597009・09/09

    マイコさん

    ちょっと、甘えん坊さんに
    なるよね♡うふふ

  3. アメジストさん(37歳)ID:6596552・09/09

    たっくんを想って作った曲☆
    聴きたいなぁ〜きっと、最高のラブソングなんだろ〜なぁ〜♪
    涙でちゃいそう。。。

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