ブログランキング80

信じ続けた軌跡

15歳からの球児と恋愛story。気づけば波瀾万丈でした。21歳になりました。

  • 記事数 478
  • 読者 769
  • 昨日のアクセス数 3009

20歳 ☆書庫の整理☆

しおりをはさむ

テーマ:恋愛 > カップル

2017/09/07 08:15:23

  • 140
  • 2

お互い背を向けて、無言で作業する。

平成、、、年度、、、
これは保管期限過ぎてて、

これは保管期限まだだからこっちでー

あ、保管期限同じのは同じとこがよくないかな。



「高松さん、あの、」

「ん?なんか言った?」


「保管期限が同じのは同じ所で
順番に並べません?」

「おお?ええなあ。わかった。」

「よかった。じゃ、そうします。」


黙々と作業する。
分厚くて、あたしの膝ぐらいの高さで
十字に梱包された書類の山が
100個以上はある。




二時間ぐらい作業すると

「痛っ!」
書類の紙が綺麗に指に入り切れた。

赤い血がたらーっと出た。


「どしたん?」

低い声と穏やかな優しい話し方。
関西弁なのにゆったり話す高松さん。



「あ、大丈夫です!」


「切ったん?」

「はい。。」



「これ、貼っといたら。」


差し出されたのはセロテープ。

「え?これ?」

「事務職は常識やで。
指切ったら、セロテープで一旦応急処置。
いいから貼ってみたら?」

とりあえず、指に巻いた。

「痛くないやろ?」

「はははははい!!」


そうちゃん?
そうちゃんにソックリ!!


にこっとする高松さんに

あたしの胸は高鳴った。


(ドクン!!ドキッ!)


顔が真っ赤になったのがわかる。

くるんと振り返り、
何も言わずに次の作業を始めた。

この胸の高鳴りだけは聞こえてほしくない。


「なんか怒ったん?」

「そそそそんなことないです」


「いじけとん?」

「いや、そんなんじゃないです」



「なら、ええわ。」

向こうに行く足音になぜか安心した。


ちょっと待ってあたし。
なんで、ドキドキしてるの?

びっくりしたんだよね?

たぶん、うん、びっくりしたんだ!

なぜか、焦るあたし。


高松さんは確かにかっこいい。
目の保養だ。

そう。それだけだよ。
それに、あたしにはそうちゃんがいる。

そうちゃんみたいな素晴らしい人いないし、
あたしなんかを
好きになってくれる人なんてそうちゃんだけ。


ね、そうちゃん。
あ、そうちゃんいない。

今、書庫。

そう、掃除中。
あ、そう、高松さんと二人。

あ、はい、密室に二人!?

やばやば。

また混乱してきた。




ガチャ。

「ちゃんと、やってるか?」

「あ、課長!」

高松さんの課長さん。


「えーっと、もしかして速水さん?」

「あ、はい!」


「そういうことか、高松。

こないだ宴会で、
速水さんが一番タイプと言ってたぞ、速水さん。

わざわざ、この仕事も速水さんいるから
自分から行くって、なあ、高松。」


「課長、やめてくださいよー!」

「高松、じゃあしっかりな!
速水さん、高松に全部やらせたらいいよ」

「ははははははい!」


高松さんが、あたしをタイプ?!
いやいやいや、ないない。

高松さんを見れないじゃない、なんとか課長。


何事もなかったたように高松さんは、
また片付け始めた。
しばらく、無言。


チャイムがなる。
あ、お昼だ。

「またな、昼からやろうな。」

「は、はい。」

「まだ怒っとん?」

「怒ってません!」

「怒っとるやん。」


スタスタ歩いて、社員食堂へ。

「セイラちゃん、席とってるよ!」

「あ、多香子。ありがとう」

多香子とモナちゃんとランチ。

「多香子、意外に体育会系でね、
書庫の整理、はかどるはかどる。」

「あ、モナちゃんと多香子は何階の書庫?」

「2階。セイラちゃんも書庫の整理?」

「うん。」

「誰と?」

「高松さん」

「えー???高松さん?
セイラちゃん、よかったね!」

「しーっ!モナちゃん、声がデカすぎ!」


「俺がなんだって?」

からあげ定食のお盆を持ち、高松さんが立ってる。


「ななななんもない!なんもないです」

「セイラちゃん、悪口言わんといてな」
去っていく。

はあ。。。。

モナちゃんと多香子が吹き出して笑う。

「セイラちゃん、高松さん意識しすぎ(笑)」

「かっこいいから仕方ないよね(笑)」

「うん、かっこいい。。。」

「セイラちゃん、イケメンに弱すぎ。
だけど、そうたさんのほうがかっこいいよ。」

「それはわかってる。。。」

「まあ、昼からも頑張って(笑)」

「セイラちゃん、恋愛下手すぎて
なんかもう顔に出すぎ(笑)
男慣れしてなさすぎ(笑)」


なんか、笑われる。。。。

昼からまた始まる。


「あと、ちょっとやな。」

無言でやる。

15時頃、
「こっち終わったで。そっち一緒にやるわ。」

「ははははははい!」

横に並び、運ぶ。

あたしが抱えると下にさっと手をだして、
支える高松さん。

「はいな。大丈夫?
貸して。俺が持つわ。手、痛いんやろ。」

「きゃっ。」手を離す。

「なんなん、きゃって(笑)
ええわ、もう、あとは俺がやるから待っといて。」

高松さんがさささっと運ぶ。

早い。さすがメンズ。

あと2時間残して終わる。

「疲れたな。まだ戻らんでいいかな(笑)」

無言のあたし。


「セイラちゃん、髪長いよな。」

「え?あ、はい。」

「彼氏とも長い?」

「へ?あ、はい。そこ?」

「何年?」

「数えてないからわかんないけど
高1からです。一回別れましたけど。」

「へー!なんで?」

「あたしのわがままです」

「自分、わがままなん?(笑)」

「はい。。。。」


「自分より、彼氏の方がわがままやろ。」


え、、、、、?

同じテーマの記事

コメント2

しおりをはさむ

  1. セイラ☆☆さん(99歳)ID:6596720・09/09

    クリステルさん

    おはようございます!!

    高松さんがどれだけ気づいてるかは謎ですが
    そんな感じですね!

    今後ドキドキが、さらにドキドキする展開ですよー!!

    コメントありがとうございます❤

  2. クリステルさん(37歳)ID:6595468・09/07

    そうか、高松さんにそうちゃんの欠点に気付かされちゃうわけね…
    そして、高松さんにどんどん惹かれていっちゃうのか…?^_^;
    こういうところがそうちゃんの心配どろで、男と話すな!って頑なに言ってたんだね。
    あー今後の展開がドキドキ!!!

関連するブログ記事

  1. アパートの階段をゆっくりあがる。なんとなく足取り重くなる...

  2. バヤシが近寄る。「あれ?楓しないのー??」「あ、まあ。...

  1. 学校に行くと、みんなが「セイラ、お腹大丈夫??」と、心配...

  2. そうちゃんは今年も三谷さんから海に誘われた。「セイラ、...

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

9/24 編集部Pick up!!

  1. 不在時に来た子供が発作起こした
  2. 不倫相手と関係切れていなかった
  3. 荷物の上に座られてモヤモヤ

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3