ウソツキなキミがスキ

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② 高校入学

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テーマ:小説 > 回顧録

2017/09/12 23:39:09

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うららかな陽射しを浴びながら、私は坂道を登っていた

優しいコバルトブルーの空の下、時折吹く柔らかい風に淡いピンクの花びらがはらはらと舞っている

ゆるやかだけど長い坂道に沿うようにして続く桜並木は、八分咲きといったところだろうか

ところどころ固い蕾は見えるけど、ほぼほぼ満開に近い


まさに、春爛漫


美しい情景に自然と頬が緩むのを感じながら、一歩ずつ、ゆっくりと足を進める

ずっと歩いているせいか、それとも高揚感のためか、軽く息が上がってきている

だけど、歩みは止めず、まっすぐに目的地を目指す



そして見えてきたのは、白くて大きな建物だった

「…着いた」

足を止め、誰に言うでもなく呟くと、あらためて目の前に広がる光景に目をやる


ドキドキと音を立てる胸をぎゅっと押さえながら、門柱に刻まれた文字を読む


「私立…神之宮学園…」


口にしたことで胸が大きく高鳴る



そう、ここは学校
そして、私は今日からここの生徒


ずっと憧れていた高校
その門の前に、今私は立っている


感慨深い思いで少しの間見つめる


よし、と心の中で小さく呟くと、私はゆっくりと足を踏み出した




これからここで過ごす三年間に思いを馳せて…

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