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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/11 15:48:52

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「あれ?陸ちゃん…まこちゃんも?」

打ち合わせ通り。

俺がまこを連れて向かった二軒目は…『プラチナ』っつー神さんの行き着けらしい店。

そこには、今回の発起人らしい神さんが、知花と並んでカウンターにいた。


ぶっちゃけ、こんな所にバーなんてあったんだ?ってぐらい、分かりにくい場所。

それでなのかどうか…

俺達より先に来てるはずの、浅香さんと聖子がいない。

…迷ってんな?


「おう。」

「あ…ど…どうも…」

まこは神さんにペコペコと頭を下げて座った。

知花の旦那とは言え、神さんだ。

超人見知りのまこは、今も慣れないままに違いない。

ま…俺も、『義兄さん』って呼べねーんだよな~。

敷居がたけーよ…

神さんが身内なんてさ…


俺達以外、客のいない店内。

「新婚のクセに、飲みに出てんのかよ。」

神さんがニヤニヤしながら言って。

「今日は麗が留守なんで。」

俺もつい…ニヤニヤしてしまう。

神さんと知花から、まこのための飲み会をしよう。って連絡があって。

麗が子守のため、桐生院に加勢した。

口には出さないが…あいつ、やっぱ実家が恋しいんだろうなー…

大家族で育ったからか…二人暮らしを寂しく思ってる麗。

俺はー…ほぼ織と二人だったし。

親が生きてるって知って、こっちに来てからは思いがけず大家族みたいなもんだったけど…

基本、洋館に織と二人だったからなー…

もし桐生院で一緒に暮らそうって言われてたら、正直困ってた所だ。

…神さん、すげーよな。

すっかりあの大所帯に入り込んでるし。

婿養子とは思えねー貫録だし。


「知花、お酒解禁?」

まこが超小声で知花に言うと。

「一緒だから、少しぐらい飲めって。」

知花も小声で答えた。


とりあえず、四人で少しシャレた酒で乾杯した。

「俺、あの時もらった神さんのサイン、今も持ってますよ。」

「あ?サインなんて書いたっけ。」

「書いてくれたじゃないっすかー。Tシャツとギターに。」

「…覚えてねーな。」

俺と神さんだけが喋ってて。

知花は軽い酒だからとか何とか言われて、薄いピンクのカクテルをチビチビと飲んでは『美味しい』と小声でつぶやいて。

まこは…何となく笑顔になったり…小さく溜息をついたり。

…溜息をつくな。溜息を。


「あら。」

背後で声がして、振り向くと…ようやく聖子と浅香さんが来た。

「どうしたのー。今日は。知った顔ばっか。」

聖子が少しわざとらしい口調でそう言いながら座ると。

「本当、ビックリだね。」

まこは笑顔で答えた。

…純粋だな…まこ。


ともあれ、再び乾杯をした。

佐助でジョッキ四杯飲んでたが…

まこは…俺より強いんだよな~…


さて。

ここから…どうするんだ?

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