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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/10 13:47:42

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友達とパーティーなんて、当然だ。

ガッカリする僕の器が小さすぎる。

必死でそう言い聞かせて、改めて…翌日のデートに挑んだ。

…けど。

「…具合でも悪い?」

鈴亜の顔を覗き込む。

今日はずっと、うわの空だ。

「えっ?うっううん。全然。」

そう言った鈴亜の笑顔は…いつも通り可愛くて。

僕は、ドキドキしながら…プレゼントを手に確かめた。

うわの空だと思ってたけど…

もしかしたら、鈴亜は僕のプロポーズを薄々気付いてて…緊張してるのかな?


「18歳、おめでとう。」

一歩距離を縮めて言うと。

「ありがとう。」

鈴亜は、いつもの笑顔で答えてくれた。


今日は、光史君の助けもあって…夜のデート。

だけど、20時には送って行かなきゃ…

いきなり光史君に迷惑かけられないし…


「鈴亜、進路、どうなった?」

結婚願望が本当なら…進路、決めてないかもって光史君に言われた。

このあいだからよく聞くから、しつこいって思われるかも…なんて思いながら、僕は鈴亜に問いかけた。

「まだ決めてないよ?」

よし!!

僕はポケットから指輪のケースを取り出して。

「これ、プレゼント。」

神さんのお兄さんのお店で、悩みに悩んで買った…ダイヤモンド。

鈴亜の目の前で、開いた。

「…まこちゃん…」

鈴亜は驚いた顔。

「結婚しよう。」

「……」

「…鈴亜?」

喜んでくれるはず。

そう思ってた僕の気持ちとは裏腹に…鈴亜は茫然としてる感じ…


「あ…あの…」

「?」

「まだ…早くない?」

…あれ?

「…鈴亜、早く結婚したいって言ってただろ?」

「そ…そうだけど…その…」

「…イヤ?」

「イヤじゃない。そうじゃなくて…その…」

「何。」

「ほら、まだ若いんだし、そんなに早く青春を終えることもないかな、なんて。」

「……」

一瞬、目の前が真っ暗になって、頭の中が真っ白になった…って言うより。

僕自身が、透明になった気がした。


青春を終えることもないかな…か。

僕と結婚する事は、青春を終える事…

そっか…

いつの間にか、鈴亜の中では、結婚ってそういう事になってたんだ。


「ごめんね…せっかく、言ってくれたのに…」

「…いいんだ。」

手にした指輪が空しく思えた。

…そりゃそうか…

僕が高校三年の時、結婚願望なんてなかったもんね。

鈴亜だって、光史君の結婚を目の当たりにして…ちょっと火が着いただけだったのかも。


「じゃ、これは保留。」

指輪をケースにおさめて、ポケットに入れた。

自分の考えのあさはかさに、泣きたくなったけど…


本当に泣きたくなるような出来事は、この後…立て続けに起きるんだ。

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