ブログランキング7

いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

  • 記事数 2434
  • 読者 648
  • 昨日のアクセス数 34254

テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/10 12:22:44

  • 72
  • 0

「まーこーちゃん。」

僕は…背筋を凍らせる思いで、その声に振り向…いや…振り向けないままいた。

「何だよ。無視かよ。」

「か…神さん…?」

恐る恐る、首だけゆっくり振り返ると…

そこには、いつもクールな神さんが、目をクジラのような形にして…笑ってた。

事務所の向かい側にジュエリーショップがあるんだけど…

そこはさすがに目につくから…と思って。

少し離れた場所にある、店に来たのに…

どうして、神さんここに…?


「え…ええと…」

僕がうろたえてると。

「ゆっくり見てけよ。女へのプレゼントだろ?」

神さんは後ろで手を組んで、ショーケースを見渡した。

「…神さんは?知花に…プレゼントですか?」

ヤバい。

神さんから知花。

知花から聖子。

聖子から光史君。

って図が見えてしまって…

僕はどこで口止めしよう!!って、頭の中がパニック!!


「ここ、兄貴の店なんだ。」

「え…えっ!?」

そ…そう言えば、聖子と知花がお揃いの何かを、宝石屋をしてる神さんのお兄さんにもらったって言ってた!!

あー!!しまった!!

ここだったんだー!!


「そんな、青い顔すんなって。誰にも言いやしねーよ。」

僕が冷や汗かいてるのが分かったのか、神さんはケタケタと笑いながらそう言って…

それが本当なら…ありがたいなー…なんて…

「でも、何で秘密にしてんだ?」

う。

さりげなく…調査?

「つーか、そういうのって、誰かの身内だとか相手が同性だとか言うんだろーな。」

「どっ同性じゃないですよ!!」

「じゃ、誰かの妹かー。」

「……」

「ま、妹がいるのって、もう限られてるよなー。」

神さん…

もう、目が…

楽しんでるよー…


神さんは、知花がいるからだろうけど…

SHE'S-HE'Sに詳しい。


「朝霧の妹か。」

ズバリ。

ああああ……

「…当たりです…」


それから、神さんはお店の隅にあるカフェコーナーで僕にコーヒーを淹れてくれて。

「何で秘密にしてんだ?」

今度は、クジラ目じゃない目で聞いてくれた。

「打ち明けたい気持ちはあるんですけど…」

コーヒーを、一口。

「光史君、結構妹思いだから、ちょっとなかなか…」

僕がそう言うと、神さんは。

「朝霧さんには?」

これまた…真顔。

「…朝霧さんには交際を認めてくれって言いました。そしたら…門限を言い渡されて。」

「ほお。」

「なおかつ…僕が朝霧さんに打ち明けた事は内緒だって言われて。」

「なんで。」

「…門限、五時なんですよね…」

さすがにそれには同情したのか、神さんは額に手を当てて。

「…確かに俺も娘には門限を出すだろうが…五時はないな…相手いくつだ?」

唸るような声で言った。

神さん、話分かる!!

「来週18歳になります。」

味方を見付けた気がして、意気揚々と言った僕に…

「そりゃ五時だな。」

神さんー!!

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

9/23 編集部Pick up!!

  1. 未婚なら複数交際するのはありか
  2. 友人の結婚式に呼ばれず仲間外れ
  3. 子連れに謝罪され感じたこと

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3