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梨沙子と裕紀のお話。

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テーマ:小説 > 男女関係

2017/09/05 08:15:55

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どうしよう、と
思っている間に
三連休は目前に迫っていた。


優香はクリスマスも関係なく
仕事で病院に詰めているので
私も試食販売のバイトを入れた。


この三連休は人手不足なのか
三連勤すると特別手当もつく。


優香と私は
無事三連休を乗り切れるようにと
22日にささやかな
クリスマスパーティーをした。


2人でキッチンに立ち、
チキンを焼いたり
ツリーに見立てた
サラダを作ったりした。


自分が夫を置き去りにして
家出してきた身であることを
忘れそうになるくらい
優香といるのは楽しかった。


「あー、私が男なら
優香と結婚するのになぁ…。」


思わずそんな願望を口にする。


「あんたそれ何回目よ。
まぁ私も梨沙子となら
うまくやっていける気がするけど。」


「お互い女なのが残念だね…
ってゆうか、優香ってあれから
彼氏作らないの?」


何気ない会話から
私はふと感じた疑問を
そのまま優香にぶつけた。


優香は1年前に
彼氏と別れていた。
優香曰く、
あいつは看護師である私が
好きなくせに
結婚したら仕事を辞めて欲しいと
言ってくる理解のない男だった
ということだ。


元々骨折で入院してた彼が
猛烈なアプローチをして
交際に至った経緯がある。


「あぁ…彼氏かぁ。
考えたこともなかったな。
私今大学院行くことも
考えてるんだよね。」


優香はポテトを潰す手を止めて、
空を仰いだ。


「大学院?何か研究するの?」


「研究じゃなくて、
助産師になりたいと思い始めて…」


「そうなんだ…優香はすごいなぁ。」


「いやぁ、まだ思ってるだけだから。
てか、梨沙子も十分すごいよ。
春から正社員じゃん。」


「あー、うん…。」


「あ、ごめん。聡くんとまだ
折り合いついてないもんね…。
でもね、私元彼と別れたのは
私が仕事することに理解を
示してくれる人じゃなかったって
話したことあったよね。
これって、結構大事なことだと
思うんだ。
だから、梨沙子も自分の意思は
しっかり持って貫いて欲しいな。
結局自分を1番大事にできない人に
他人を大事にすることなんて
できないと思う。
まずは梨沙子が幸せって思えるような
選択をしてね。」


「優香…ありがとう。」


私は優香の言葉に
思わず声が震えた。


「あれ?久しぶりに泣く?泣く?
私いいこと言ったもんね〜。
いいよいいよ、好きなだけ泣きな。」


優香はそんな私を見て
おどけるようにしながらも、
私をそっと引き寄せて抱きしめてくれた。

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