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きゅん♡とするおはなし

主に恋愛小説。短編多し。きゅん♡とする話を目指して、日々のストレス発散に書いてます!

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Sunshine 31

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/05 13:39:33

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さくら学園の職員、子ども達の全員が集められて、園長先生がその前に立った。

「今日は皆さんに大事なお話があります」

いつもとは違う雰囲気に子ども達はざわめき、数人の職員は顔を曇らせる。


「もう知ってる人もいると思いますが、このさくら学園はなくなることになりました……」

そこで悪戯っぽく笑うと、

「……でも、そのお話はなくなりました」


一瞬にしてざわめきが大きくなる。

「色々な話し合いをして、さくら学園は新しい形で続ける事になりました。新しく園長先生になる人を紹介しますね」


その瞬間……歓声や名前を呼ぶ声、拍手など様々な音が飛び交った。


僕はその中で、首をすくめながら前に出る。
今までも生徒会や会社で人前に出る事は何度もあったのに、何故か一番緊張していた。

「えーと……改めまして、遠山幸一郎といいます」

職員さん達が暖かい拍手をくれて、子ども達が「幸ちゃーん!」と口々に呼んでくれる。

「……僕はこのさくら学園……皆の家をどうしても失くしたくなくてワガママなお願いを。そしてこれからは……この家の一員としてお世話になります」


割れんばかりの拍手と歓声。


本当は少し不安もあった……それを受け入れられたのが嬉しくて、胸がいっぱいになる。



僕は一ヶ月前、佐倉学園の理事長に会いに行った。
どうにかして施設を残せないか……その為なら何でもする、と。

そして最終的には、この施設だけを買い取って僕に経営を任せて貰う事を承諾してくれた。



「分からない事も多く未熟ですが、皆さんに助けてもらえたら嬉しいです。それから……」


……皆を見渡して、端の方で両手を口に当てている沙和を見つける。

僕はその前まで歩いて行くと、そっと片手を取った。


「これからも僕の傍で、ずっと僕を支えてくれませんか?」

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