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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/07 18:57:06

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入り口に再びセットされた大スクリーン。

そこに映し出されたのは…アメリカのマノンの家。

「うっわ~…懐かしいな!!」

ナオトとミツグとゼブラが、指を差して笑った。

そして、場所は外からリビングへ。

そこでは、リビングセッションをしている俺達がいた。

『日本からやって来たDeep Redという若者達は、あっと言う間にスターダムにのし上がり、今では全米どころか、世界のロックスター。世界のDeep Redです。』

「あ~…確かこんな番組作られてたな。」

「あの頃、こんな撮影ばっかだった気がするけど、本当に放送されてたのか?」

「ゼブラ若いな。」

「おまえが言うかよ。」

俺達は、それぞれがそんな事を言いながら、画面を見入った。

その、リビングセッションの場面で…

『息子の光史でーす。』

マノンが、光史を抱き上げて言った。

『めっちゃ可愛いやろ?絶対将来は男前やな。あ?もちろんギタリストやろ。』

マノンに抱かれてる光史は、まだ二歳ぐらいか…

丸い目をカメラに向けて、キョトンとしている。

「わー!!光史可愛い!!」

SHE'S-HE'Sのテーブルから声が上がって、光史は頭を抱えている。

…ふっ。

まさか、だろうからな。

こんな映像。


この映像は、お蔵入りした物だ。

放送される前に…さくらが出て行ってしまって、俺の声が出なくなって…

Deep Redは終わった。と、色んなメディアで叩かれた。

その後、返り咲いた時には内容も古くなっていて。

もはや、その存在すら誰も覚えていなかった。


るーちゃんは、その放送をとても楽しみにしていたらしく。

撮影クルーに連絡を取って、金を出して買ったらしい。

もちろん、誰にも内緒で。

本来、売ってはくれない物だ。

いくら出したか気になるが…そこは聞かずにおいた。


るーちゃんは、その映像を、いつか…Deep Redのために。と、取っておいたらしい。

マノンにも秘密にしたまま。

だが、今回…どうしても、と。


編集前の映像は、家族の場面が多く撮影されていた。

光史はずっとマノンの膝の上。

時々光史が何か言葉を発すると、それだけで…

『聞いたか!?今の光史の声、めっちゃ可愛いかってん!!』

そう言って、光史を抱きしめる。

マノンの腕の中の光史は、マノンの頬に手を当てながら、破顔で笑っている。

…たまらないな…本当に。

こんな映像見せられちゃ…

親族の席で、マノンは画面を見入ったまま号泣。

その隣のるーちゃんが、少し笑いながら…マノンの涙をハンカチで拭う。

一方、光史は…

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