アホな男に10年を捧げた話。

アホな男と分かっていても好きで好きで仕方なかった彼との恋愛について書いていきます。

  • 記事数 165
  • 読者 60
  • 昨日のアクセス数 1369

「人妻とは、先月別れたんや。」

しおりをはさむ

2017/09/04 19:28:58

  • 4
  • 0

約束の日、仕事が終わって通用口へ行くと、近くの駐車場に彼の車が停まっていた。
「久し振りだね」
ドアを開けて、車に乗り込む。
彼の車の内装は、去年とあまり変わっていなかった。
後部座席のクッションが新しくなっていたくらいかな。
去年に戻ったような、錯覚を覚える。

「人妻とは、先月別れたんや」

彼は、病院の敷地から出るなりこう言った。

「自分勝手やって、自分でも分かってる。
だけど、目の前から誰もいなくなって、思い出すのはロザーナのことばっかりで」

ここまで言うと、彼は急に無言になった。
私はどう言葉を返そうか、暫く考える。

「私のことを思い出してくれた。
それだけで私は、すごく嬉しいよ」

確か、こんな言葉を返したと思う。
車はそのまま幹線道路を走り、彼とよくデートで行っていたショッピングセンターの近くまで来ていた。
その向かいにあるファミレスに、彼は車を入れた。


つづく。

同じテーマの記事

コメント0

しおりをはさむ

このページのトップへ

GIRL’S TALKにログインする

Ameba新規登録(無料)はこちら

9/20 編集部Pick up!!

  1. 荷物の上に座られてモヤモヤ
  2. 育休復帰時既に妊娠3か月の同僚
  3. 子あやし疲れ少し休憩していたら

人気ブログ記事ランキング

  1. 1

  2. 2

  3. 3