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きゅん♡とするおはなし

主に恋愛小説。短編多し。きゅん♡とする話を目指して、日々のストレス発散に書いてます!

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Sunshine 23

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/01 20:35:18

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「調べた事?」
「うん……この間、名前の由来は知らないって言ってたよね」

ほんの少しだけ、沙和ちゃんの目に暗い影が宿った気がした。
それでも僕は続ける。

「だから調べてみたんだけど、沙和って漢字の意味は『良い物を選び取って、丸くまとまった状態にする』……まぁ、解釈の仕方も色々あると思うんだけど」


これが一番沙和ちゃんに合うかなって思った。
綺麗で、優しい意味だなって。


「……そんな意味を考えて付けたとは思えません……」
「……そうかもしれない。でも僕は、沙和ちゃんにピッタリだなって思う。後から意味が付いて来てもいいんじゃないかな?僕は大好きだよ」


僕は沙和ちゃんの過去を受け止めたいと思うけど、それを望んでもらえるかは分からない。
それでも沙和ちゃんのこれからの未来を、幸せで一杯にする……そのお手伝いぐらいは出来ないかな。


沙和ちゃんが俯いていた顔を上げる。

「……さっき早坂さんが、『苦手な物と向き合う必要もある』って……私に言われてる様にも思いました」

そして僕の手を取った……その手は震えていた。

「私はずっと……自分の中にそういう感情があるっていう事から逃げてた……でも、初めて変わりたいって……」

僕は何も言わずに自分の手を重ねる。


少しでも心を落ち着かせて、最後まで気持ちを吐き出せればいいと思った。



「……私、幸ちゃんの事が好き……多分それは……男の人として……」


真っ赤になって、絞り出す様に言われた言葉に……一瞬時が止まった。


「……え?今なんて……?」
「っ……何度も言いません……!!」


本当に恥ずかしいらしくて、目を潤ませて顔を背ける……


……ヤバい。
こんなに可愛い顔で……まさかこんな言葉を言われるなんて考えてもみなくて……。


「……どうしよう……本当に嬉しい……」


釣られて僕も盛大に照れてしまって……



多分浮かれ過ぎて、少し我を忘れてしまっていたんだ。



「……沙和ちゃん、大好きだよ……」


気付いたら沙和ちゃんを抱き締めていて、

その瞬間は、頭の中から喜びと愛しさ以外の感情を押し出してしまっていたと思う。


……彼女には辛い過去や抱えている傷があると分かっていたのに。


「……いやっ……!!」

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