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会いたい

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/01 08:10:25

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「…橘くんはその事、知ってるの?」



微かに小野寺さんの表情が硬くなる。



「…薄々はね、感じてると思うわ。」




なんだろう?
この違和感は…
急に小野寺さんの表情が強張った。

明らかに動揺している感じだ。




「…橘くんは…」


「蓮の気持ちなんて関係ないわっ!私と蓮は一緒になる運命なのっ!誰にも邪魔はさせない。綾瀬さんにも、陸にも…」


「…小野寺さん…」


「私には…蓮しかいないの。蓮じゃなきゃダメなの…お願い綾瀬さん…」



すがるような目で私を見る小野寺さんは
今にも消え入りそうな声で
何度も何度も「お願い…」と呟いた。



私はもう、何も言い返せなくなってしまった…



小野寺さんが帰った後も
私はしばらく放心状態で
脱力感と疲労感でクタクタなはずなのに
なかなか家に帰れずにいた。


やっとの思いで家に着いた時
辺りはもうすっかり暗くなっていて
シーンと静まり返った家のドアを開けると
無性に寂しくなった。



橘くんに会いたい…
声が聞きたい…



体操着のポケットからスマホを取り出して
両手でギュッと握りしめたって
橘くんに私の想いが届くはずなんて
ないのに…


会いたい、会いたい、会いたい、


何度も心の中で繰り返しても
結局、私は橘くんに電話を掛ける事は
出来ないんだ。



高嶺の花に恋をした
私がいけなかったのかな?

もともと叶うはずのない恋だったし。

最初から相手にもされてなかったし。

何度も何度も、もう数え切れないくらい
告白して、その度に振られてるし。

いい加減、諦めるべき?

見込みのない恋に見切りをつけて
現実を受け入れるべきなの?

小野寺さんは''手段は選ばない''
って言ってた。

あれは本気なんだと思う。

もともとは両思いだった2人の仲を
私が邪魔しちゃいけないのかな…

だけど…でも…
せめて友達のままでいたい。

どんな形であれ繋がっていたい。

そんなささやかな願いすらも
叶わないのかな…


ねぇ、橘くん。
胸が痛いよ…

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