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いつか出逢ったあなた

登場人物全員が主役。スピンオフだらけの妄想恋愛小説。(大半がなんちゃってバンド系)

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/09/03 15:34:22

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「ま…待て…」

俺は額に手を当てて…眩暈を抑えた。

今…

今、まこは…なんちゅーた…?

り…鈴亜と…

鈴亜と…付き合うてる…言うたよな…


「つ…付き合うてる…って…」

「だ…大丈夫ですか…?」

まこが俺の肩を支えようとして、手を出した。

が、俺はそれを制する。

…まこ…お…おまえ…

付き合うてるって…


「ま…まこ…」

「…はい…」

俺は、机に手をついて…ようやく立っとられる状態や。

可愛い娘に…

そら、いつかは…男が出来る事ぐらい…


「り…鈴亜は…まだ…17やで…?」

「……」

「17…」

「……」

まこが、じっ…と俺を見とる。

…17…

はっ。

俺がるーと付き合い始めたんは…

るーが16ん時や!!

いやいやいやいやいやいやいや!!

それとこれは…

「朝霧さん。」

俺が変な汗をかいとる言うのに、まこは冷静な顔や。

なんや…ちいと泣きそうになってきたで…俺は…

「僕…朝霧さんから見たら、すごく子供で頼りないかもしれません。」

俺が泣きそになっとる所に、まこが真顔で一歩近付いて来て言うた。

「でも…鈴亜…鈴亜さんの事、本当に好きだし…大事にしたいって思ってます。」

「……」

「どうか…交際を許可して下さい。」

まこはそう言うて、俺に深々と頭を下げた。


それでなくても光史が一人暮らしする言うて家を出て…

なんや、うちの中、寂しなったなあ思うてる所なのに…

鈴亜は、去年ぐらいから…家族離れっちゅうか…

特に俺に対して…

冷たい。気がする。で。

るーが言うには、年頃の女の子はちいとばかし…父親が苦手になる時期がある…らしい…

…ここで、もし俺が…交際を反対したら…

鈴亜は…

「何なのよ!!お父さんのバカ!!」

……うわああああああ!!

いやや!!

そんなん、いややーーー!!


「…まこ…」

「…はい。」

「…門限は…五時や…」

「……」

まこ…今、変な顔したな?

「それが守れへんのなら…」

「分かりました。五時ですね。」

「……」

「それじゃ…」

「待て。」

会議室を出て行こうとしたまこを、引きとめる。

「…俺に…話した事は、内緒や。」

「…え?」

門限五時なんて条件、俺が出したって知ったら…

鈴亜、もっと俺に冷たくなるに決まってるやん!!

「…ええな?門限は五時。それと、俺は…まこと鈴亜が付き合うてるなんて知らん。」

「……」

「分かったな?」

丸い目をパチパチと瞬きさせて、まこが俺を見る。

「どうなんや?」

「……分かり…ました…」

まこは小さい声でそう言うと、少し猫背んなって、会議室を出て行った。


……はああああ…

るーの親父さんに…

謝りたい気分や…。

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