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きゅん♡とするおはなし

主に恋愛小説。短編多し。きゅん♡とする話を目指して、日々のストレス発散に書いてます!

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Sunshine 19

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/31 15:00:00

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「幸一郎、おかえりなさい。遅かったのね」
「母さん、まだ起きてたの?」

皆で食事をしてから帰ると、もう大分遅い時間だった。

「目が覚めちゃって。お仕事忙しそうね」
「うん。充実してるよ」
「それはいい事ね。でも最近、お休みも忙しそうじゃない?」

母さんはニコニコと嬉しそうに言った。


早坂や大野達といい、最近こういう事が多いな。
残念ながら、母さんの期待に応えて僕が結婚するのはいつになるやら分からないけど。


「ああ、言ってなかったっけ。最近ボランティアに行ってるんだ」
「ボランティア?」
「うん。うちの近くなんだけど知らないかな?さくら学園」


「……孤児施設の?」
「そう。知ってたんだ。またゆっくり話すよ」


その時僕は、母さんの声色が変わった事を気にも留めていなかった。

……母さんが僕よりも前に、さくら学園を知っていた理由も……。




そして、待ちに待った休日がやって来た。


沙和ちゃんに告白をして、でも何も進展する訳でもなく答えを聞く訳でもなく。
それからずっとバタバタして、社内で会う事はなかった。


「おはよう!」
「お……おはようございます……早いですね」


少しぐらい避けられたり緊張されるのは、覚悟の上。
むしろ自覚した事で僕の気持ちは溢れんばかりに沙和ちゃんに向かっている訳で。


「早く会いたかったから。会社ではずっと会えなくて、沙和ちゃん不足だった」


ガコンッ

大きな音を立てて洗濯カゴが落ちた。


「大丈夫?中身は……汚れてないね」
「!!」

拾おうとした瞬間、顔が近付いて。


あはは、真っ赤。


「ここは大丈夫ですから!!…子ども達お願いします!!」


本当はもう少し一緒にいたいけど、嫌われたら元も子もないし。


……皆にはこのままで良いって言ったけど。
この片思いを存分に楽しむぐらいは、許されるかな。

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