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【小説】ボク恋~完結編~(BL*R18)

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テーマ:小説 > BL

2017/08/31 14:16:15

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☆ボクはそれでも恋をする☆       





騒然とするバックヤードに少し遅れて
タクミに弁解をすませたカオルがやって
きた。


「店長!」


カオルは部屋の隅の血だまりに目を見張る。


「これはいったいどういう事だ?」

「俺たちも判りませんけど、ここへ来た時
はすでにこの有様でした」

「これは誰の血だ?」

「ケンさんだと思います」


カオルの眉間にしわがよる。


「で、ケンはどこへ?」

「センジさんが連れて帰りました。今夜は
先に上がりたいって」


険しかったカオルの表情が少し落ち着く。


「センジが一緒なら大丈夫だな」

「あの、俺らで片付けます」


と、2~3人のホストが掃除道具入れに手を
掛けると、カオルが静かにそれを制した。


「まて、片付けは俺がする」

「でも、店長に掃除なんて…」

「これは普通の掃除じゃない。血液だぞ。
いくらうちの店の従業員が定期的に検査
を受けていても、ゲイの集まりだ」


そこまで言われ、ホスト達もハッとする。


「しかし…」

「心配するな。明日までに片付けておく」

「そういう事じゃなくてですね」

「リスクのある事は上の仕事だ。今夜は
もう全員上がっていいぞ」


シンと静まり返るバックヤード。
静寂を破ったのはナンバー1ホストのトウマ
だった。


「んじゃ、俺ら遠慮なく上がらせてもらい
ますね」

「ああ、そうしてくれ」


あっけらかんと言うトウマに2番手3番手
のホストが怖い視線を送った。


「トウマさん、いくらなんでもこのまま
帰るってのは…」

「は?店長の指示だろ。俺ら従業員はそれ
に従うのが正解なんだよ。でしょカオルさん」


トウマを始め、全員がカオルを見る。


「ああ、トウマの言う通りだ。みんな俺を
気遣ってくれてすまないな」


みんな、カオルの言葉を受けて、帰って
いった。







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