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こぼれ話  滑って落ちる①

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2017/09/05 10:43:38

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1月の入試直前。




先生のレッスンも毎回時間を押すようになり、いよいよと言った雰囲気になっていた。









その日は先生の都合でどうしてもこちらに来れず、私が志水先生の事務所へ行き、そこで先生のレッスンを受けることになっていた。








私は事務所の場所を知らないので、駅で先生と待ち合わせることになった。


『駅に着いたら電話して』






そう先生に言われていたので、事務所のある見知らぬ駅に着き、先生に電話をかけた。






『あれ、お前もう着いちゃった?

ごめん、俺まだ着かなくて・・・
そこ寒いよね!? お前に今風邪ひかせるわけには・・・
駅のロータリーんとこにさ、カフェあるからそこで待っててくれる? 俺も急いで行くから。』






はぁ〜・・・なんか大事にされてるみたい・・・



風邪なんてひかない! だって今嬉しくって顔が熱いもん。





カフェに入っても落ち着かず、ソワソワと時計を見たり楽譜を見たりして先生が着くまでの時間を過ごした。






私は通りに面したカウンター席に座っていた。

通りは、前日から降った雪であちこちに雪かき後の雪が積もっている。
歩道にもまばらに雪が残っていた。





私の席からは駅の階段も見えるので、いつ先生が来ても見逃さないように注意深く見ていた。





あ・・・・来た!!!




黒のロングコートを着て、大きな楽器ケースを背負った背の高い影、あれ絶対先生だ。




急いでカップを片付け、お店を出た。





先生もこちらに気づき、まっすぐ私に向かって歩いて来てくれる。








『ごめんねー待たせちゃって・・ 寒くなかった?』



『お店の中で待てたから・・・ 焦らせちゃってすみません』




『ううん、焦ってない笑』




『・・!!』



『うそうそ、ごめんね、焦った。 すっごい。 どうしようかと思うくらい。』



『あーなんか嘘っぽいっ』



『あはは・・ じゃ、行こうか。』

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