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手段は選ばない。

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/30 07:09:58

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ポロポロ涙を流す私に
小野寺さんは小さく息を吐くと
静かに口を開いた。



「…そっか。…しょうがないなぁ。本当はこんな事、言いたくないんだけど…」



口を開いた小野寺さんの方へ
視線を向けると、私に向けられた
小野寺さんの視線は酷く冷たく、冷めていて
背筋がゾクッとした。



「私、蓮の事は誰にも譲れないの。蓮と一緒になる為だったら手段は選ばないわ。」


「…な、何が言いたいの?」




胸の鼓動が静かに騒ぎ出す。

ドクドクと苦しいくらい
力強く動いているはずの心臓が
一瞬にして止まってしまう様な感覚に
妙な胸騒ぎがした。



「…私の父ね、◯◯病院の医院長なんだ。」



小野寺さんの一言に
私は言葉を失い、何も言い返せない…



「綾瀬さんのお母さんは確か…父の病院の看護師、なんだよね?」



小野寺さんの勝ち誇ったような表情に
胸の奥がギュッとなる。



「…だったら何?」



やっとの思いで
喉の奥から絞り出した声は
少し震えてる。



「…私が父に言えば、あなたのお母さんは…」


「やめてよっ!母さんは関係ないじゃないっ!卑怯だよ小野寺さん!どうしてそんなに橘くんから私を引き離したいの?そんな卑怯な真似なんかしないで正々堂々勝負しなさいよ!」


「…言ったでしょ?…手段は選ばないわ私。」



表情一つ変えずに
そう言い放つ小野寺さんに
私は怒りと同時に恐怖を感じた。




この人、本気で言ってる…。




そう思った途端に全身の血の気が
サァー…っと引いていき
目の前が真っ暗になった。


そんな私に小野寺さんは
トドメと言わんばかりに言葉を続ける。



「綾瀬さん、蓮のお父様の職業が弁護士なのは知ってる?…実は蓮のお父様、私の父の顧問弁護士なの。私の父はね、蓮を私の将来の旦那様にって考えててね…蓮のお父様も同じよ。私と蓮が一緒になれば皆んなが幸せになれる…あなたに波風立てて欲しくないのよ…」




橘くんのお父さんが
小野寺さんのお父さんの顧問弁護士…

しかも、両方のお父さんが
2人に将来一緒になって欲しいと願ってる…?

そんな…冗談キツ過ぎ。



あまりにも非現実的な事の様に思えて
思わず「はは…」と乾いた笑いが出た。


こんな事、
ドラマや映画の中だけの話なんじゃないの?

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