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きゅん♡とするおはなし

主に恋愛小説。短編多し。きゅん♡とする話を目指して、日々のストレス発散に書いてます!

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Moonshine 45

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テーマ:小説 > 恋愛

2017/08/12 23:04:18

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あの時……幸一郎が迎えに来てくれた時。

「……隆が……頼んだ……?」


「リカが見つかったと同時に、リカの父親の逮捕に大野の弁護士事務所が関わってた事が分かったんだよ」
「え……?」
「大野は責任を感じて、リカを助けるのを僕に頼んできた。…僕がリカを好きなことを知ってたから」
「違う……どっちにしたって僕にはリカを助ける力はなかった」

「……でも、リカの事を想う気持ちは変わらない。だから……リカの父親が釈放される為に手を尽くした」
「えっ!?……そうだったの……?」

驚いて隆史を見ると、眉間にシワを寄せて俯いている。

「……多分、リカへの気持ちは今でも変わってないんじゃないかな……?これは僕の予想だけど」


思わず……口元を手で覆った。

あの時店に来た隆史に冷たい言葉を掛けて追い返したのはあたしだけど……
それっきり連絡もなくなって、あたしのこと嫌になったんだって思ってた。
あんな店で働いてるって知って軽蔑されたんだって……。

……だから……隆史があたしの為に何かしてくれてたなんて思いもよらなかった。



「……僕はね、リカの事が高校の時から好きだった。だから大野に頼まれた時、チャンスだって思ったんだ」
「幸……」
「勿論今も、これからも……ずっと愛してるよ。だからリカ……君が選んで」


一緒に買いに行った指輪を手の平に乗せて言う。


……選ぶ?
あたしが?

幸一郎か隆史かのどちらかを?



「ちょ…っと待った……勝手な事ばっかり言って……僕がどう思ってたって、リカを助けたのは幸だよ。それは変わらない」
「……リカへの気持ちは否定しないんだ?」
「幸!」

隆史が幸一郎を睨み付ける。
幸一郎はそんな事気にも止めないという様に微笑んだ。

「……本当は、黙っておくつもりだったのに……大野が往生際悪いから言うしかないじゃないか」
「……何を」

「本当に助けたのは、僕じゃないんだ」

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